【感想】イノセント・ツーリング

全くおもしろくなかった。私がこういうテーマに惹かれない原因も大いにある。間違えて借りていなければ一生読むこともなかったと思う。上滑りする会話、共感できない心情、描写不足のキャラクター。いいところ特にな…し。続きを読む

お人好しとわがままなお子さま。同情されたくないなら最初から誘うな！熊野古道と大台ヶ原登山の旅ではマグロ食べなかった。もう一度、紀伊半島の旅に出かけなくては。

年代の近い作家さんの自転車ツーリングもの。大学時代の自転車ツアーを思い出しながら読んだ。ああいう旅って今はできなくなってるのかなぁと懐かしくも寂しくも感じつつ。

若くして死んだ親友の夫とその息子と、大学時代の親友と走った場所にツーリングに出かける。
亡くなった親友との約束を果たすため。
うーん、このメンツで出かけるかなぁ、よくわからん。

初見の作家さん。

ツーリングってこんな魅力があるんだなぁと知った作品。
結局瑞穂が亡くなったはっきりとした描写はなかったんだけど、それぞれの登場人物達が自分の中で消化していったのかなと思えた。

他…にも読んでみたい！続きを読む

Amazonレビュー済み、以下の通り。

大変平易な文体の文学作品で読み易く、物語の背景が誰もがコロナ禍に喘いでいるいま現在という事、またこれは私個人的な趣味でもあるがサイクリング、を主軸とした物語の…展開という事、で情景を非常に思い浮かべやすく、飽きる事なく疲れる事なく読み進める事ができた。

私たちの暮らす実社会に於いてはまだまだコロナ禍とそれに伴う外出や行動の制限は暫くは続くだろう。何処にも行けない、何処かに行く計画を早くから立ててわくわくとする事も出来ない…その様な中でも決して絶望する事なく、かと言って能天気に無鉄砲な冒険を勧める物でもない、登場人物たちの思い出や経験を通じて、私たちも何処か爽やかな読後感と疑似体験に浸る事が出来る佳作である、と私は思う。続きを読む