【感想】諍い・ハーレム 1巻

シギサワカヤ / 楽園
(1件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • タカツテム

    タカツテム

    本作に登場する女性陣は殺意が激しすぎるね!というよりは逞しすぎると言っていいのか……
    事ある毎に主人公を殺そうとしてくるのは本当に厄介としか言い様がない(笑)

    突如異世界に転移する、しかもその世界は自分が作っていたゲームの中だった、というのは昨今において珍しい設定ではないのだけれど、女性陣のややこしい心情をそこに混ぜ込む事で唯一無二の作品に仕上がっているね

    また、もう一つの特徴としてゲームが製作途中だった為に各所にバグや手が入っていない部分が散見されるというのは面白いね
    創造主の姿に全く威厳が無いし、そこで描かれるオノマトペも間が抜けているのは良い意味で緊張感がない(笑)

    主人公のルートしかこの世界を救えないし、彼を補助するヒーラーの田中は甲斐甲斐しい。これはイージーモードかな?と思ってしまった後だけに田中にブッスブッスされる第一話のオチは衝撃的
    あのワンシーンだけで「ああ、この作品はそういう方向性なのね……」と理解できるよ

    だからルートを助けてくれた衛士長のメンカタメヤサイマシマシもといメンカが女だと判った瞬間からオチが読めてしまう第二話も好みです
    異世界送りにされた主人公の多くは女難の相を抱えているような気がするのだけど、本作のルートも中々の相を持っていそうだ


    本作において、主人公はあっさりと、そして数多くの女性と閨を共にすることになるのだけど、そこに愛情が無いのも特徴的
    作中で言及されているように愛や欲を理由とせず、行為そのものにぬくもりや自分の役目を見出そうとするかのように身体を重ねる
    だから行為の後に殺意が沸き起こるのだって何らおかしなことではないのかもしれない

    これが男女間の交流をメインとした作品であれば、このまま狭い世界で愛憎や殺意が満ち満ちていくのだろうけど、生憎とルートは勇者で女性陣もパーティーメンバーとしての役割を持っている
    だから魔族討伐の旅に出ることはなんらおかしなことではないのだけど、何がどう有ってもルートの命が危険に晒されそうで別の意味で不安がいや増すメンバーだなぁ(笑)
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    投稿日:2021.09.05

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