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高月紅葉, 笠井あゆみ / ダリア文庫e (2件のレビュー)
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総合評価:
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じゃねこ
このレビューはネタバレを含みます
オメガであるため、第一王子としての立場を失い、自ら望んで身代わりとなったゼファ 「淫心」のアルファ王としてオメガに道筋をつけることができるエドランド 互いに惹かれ合いながらも目的を持つ互いの為に想いを黙する二人の愛が良かったです ゼファが、エドランドの元で知識を吸収し、人として成長する姿と見守り導き愛を芽生えさせるエドランドが素敵。お互いに言葉にしないながらも仕草の表現で愛がわかるのが善きでした。 強いアルファの溺愛は美味です!
投稿日:2022.02.26
komopy
高月センセと笠井センセがタッグを組んだ作品となれば、購入しちゃいますよね。 溺愛系アルファ王×元王子の未通オメガの、めくるめくオメガバースファンタジーでした。 いや、ちょっと分厚くて(320P)オメガバースで身代わり花嫁ものなので、どうかな…?と思いながら読み始めたんだけど、めっちゃ面白かったです。 笠井センセのイラストはもちろん、内容的にも身代わりものファンタジーの部類では納得のクオリティで満足しました。 最初からエロ全開なんだけど、何しろ分厚かったのであれがなかったら多分途中で挫折してたかも…(笑) ゼファはオメガであることから、王子の地位を剥奪され辺境に幽閉されていた身で、世間や政治に関して無知だったので最初のイメージでは奪われるだけの強さを感じられない受様でした。 だけど、淫心の王でアルファのエドラントと出会い、彼を知ることで見違えるような成長を遂げていきます。そうやってゼファが少しづつ強くなっていく様子が胸アツで…!どんどん、魅力的になっていくのがすごい。ゼファの変化が眩しいのです。 エドラントとゼファが単にオメガの愛欲だけでつながるのではなく、一国を治めるもの同士としてそれぞれにしっかりとした矜持があるのもすてきでした。さらに、二人の恋愛にエアテリエの王座をめぐる陰謀が絡んできて、中盤からは目が離せない展開でした。 誰が味方で誰が悪いヤツか、つきとめるまでのハラハラドキドキ感!すごかったです。 そしてエアテリエの第一王子であるゼファが、自分のエドラントに対する想いを犠牲にしなくてはいけない重大な決断をするシーンでは胸が痛みまくり… エドラントがほんとに頭の切れる国王で、良かったです。 ただ夜が強いアルファというだけじゃなく、人間性も素晴らしかったです。 素直なだけでは弟も国も守ることはできない、自分のために戦えと、ゼファを諭すシーンが最高でした。 だけど、ゼファへの熱い愛を打ち明けるのには時間がかかりましたよね~!知ってたけど!! すごくラブラブなHシーンがいっぱいで大満足。ラストもとてもよかったです。夏まつりのエピソード大好きです。 あと、ローマンがめちゃくちゃ気になってます。
投稿日:2021.01.20
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