【感想】P+D BOOKS 貝がらと海の音

庄野潤三 / P+D BOOKS
(2件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • kpumlib

    kpumlib

     昭和の"第三の新人”庄野潤三後期の私小説。
     東京郊外の住まいで庭の花や水盤に来る野鳥を愛で、ご近所と到来ものの果物等と畑で作った野菜や花のお裾分けをし合い、妻のピアノに合わせてハーモニカを吹く。子や孫達と頻繁に交流し、時には観劇や郷里大阪への旅行も楽しむ。
     うれしい、おいしい、ありがとうが頻出する精神的にも物質的にも豊かな一昔前の「理想の老後」。
     読んでいるうちに心が平らかになり、登場人物達に近しい親戚のような親しみを覚える作品群の中の一作である。
     作家と夫人亡き後の邸宅は公開されているのでいつか訪れてみたい。
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    投稿日:2023.11.22

  • isomasa

    isomasa

    老夫婦の穏やかな日々を淡々と語る。
    季節の移ろいを花鳥風月と共に生きる姿、家族隣人友人との関わり方をゆったりとした気持ちで読ませていただいた。
    自分たちがおじいさんおばあさんになった時に、こうありたいなと思う。
    日々をどう感じ、どう彩るかは自分の心次第なんだよな。
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    投稿日:2023.10.27

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