【感想】深夜の博覧会 昭和12年の探偵小説

辻真先 / 創元推理文庫
(23件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • komagoma1

    komagoma1

    このレビューはネタバレを含みます

    トリックとしては可能としても、建物の構造に仕掛けがあるのは、フェアではない気がする。動機もかなり無理があるような。

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    投稿日:2023.08.17

  • やまだん

    やまだん

    このレビューはネタバレを含みます

     昭和12年の銀座、名古屋を舞台としたミステリ。辻真先の他の作品にも登場する那珂一兵が主人公
     銀座で似顔絵を描きながら漫画家を目指している那珂一兵が、帝国新報記者の降籏瑠璃子とともに、名古屋汎太平洋平和博覧会の記事の挿絵を描くために、名古屋に向かい、事件に遭遇する。
     ミステリとしての事件は、
     降籏瑠璃子が博覧会で行方が分からなくなり、万平ホテルで保護される。
     そのあとは、澪が事件に巻き込まれている描写の後、慈王羅馬館の構造が紹介されたり、崔桑炎の妻が阿片中毒であるといったことが示されたりし、これらの中には事件の真相につながる伏線が張られている。そして、いよいよ、このミステリの核となる事件が描かれる。
     澪という少女の姉であり、崔桑炎の愛人である柳杏蓮の切断された足が銀座で見つかる。篠築という料亭からは人肉が見つかる。澪は死ぬ前に姉である杏蓮に会い、裸にされ、髪を切られた状態で保護される。
     一兵は事件の真相を推理する。杏蓮が東京に行ったのではなく、澪が名古屋に連れて来られていた。澪は名古屋で杏蓮に会っていたのであり、杏蓮は名古屋で殺害されていた。
     その証拠は雨の音とレコード。澪は傷のあるレコードの東京音頭を聞いていたが、銀座では傷のないレコードが使われていた。
     
     慈王羅馬館


    那珂一兵、降籏瑠璃子、宰田澪、崔桑炎、宗像昌清
    柳杏蓮、別宮操、

    ● サプライズ

    ● 熱中度
     
    ● 納得度

    ● 読後感

    ● インパクト

    ● 偏愛度

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    投稿日:2023.05.21

  • けいちゃん

    けいちゃん

    その時代に書かれたかのような作品のせいか、
    グロテスクなシーンが多々見られ、
    事件の動機も納得出来ず
    私は受け付けませんでした。

    投稿日:2023.04.24

  • ひろりん

    ひろりん

    先に「たかが殺人じゃないか」を読んで興味をもったが、本格ミステリとしての面白さは上記に及ばなかった印象。
    不思議な建物と大がかりなトリックは十分に面白いものだったが、動機部分(や登場人物の行動)があまりしっくりこないのと、本の分量に対して謎解きの比重が少ないように感じられた。
    おそらく、時代背景の描写やほろ苦い青春の表現に力が入っていたためと思われ、好みは分かれるだろう。
    前半が全くストーリーに入り込めずモヤモヤしたが、後半はかなり引き込まれるものがあった(最終盤になるとややくどい気もしたが)。
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    投稿日:2023.02.20

  • みつき

    みつき

    昭和12年の銀座と名古屋が舞台のミステリー。実際に1937年に開催された名古屋汎太平洋平和博覧会が物語に取り込まれており、読む楽しさを倍増させてくれます。読み終わったあと、当時の会場の写真を検索してしばらく見入ってしまいました。続きを読む

    投稿日:2022.09.11

  • SGGK

    SGGK

    時代描写が長く、事件に入るまでに挫折しそうになりました。内容もグロテスクで、自分の好みには合いませんでした。

    投稿日:2022.03.30

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