【感想】藤色の記憶

あさのあつこ / 角川文庫
(6件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • 幾番目かの読書家

    幾番目かの読書家

    白兎シリーズの第ニ弾。今回は女が主人公。私も女性として生きているので、途中の苦しみには居た堪れなかったが、母親に泣かされてしまった。やはり大多数の女は、母は強い。そう思えた。

    投稿日:2021.10.03

  • しのり

    しのり

    このレビューはネタバレを含みます

    意図せず、被害者が加害者を作る。生きる力の弱い者は、いろいろな切っ掛けで落ちていく怖さがありました。欲しいもの、望んでいるものが分かる人間は強い。強く生きて、自分の不幸を他人の所為にせずに生きて行きたいものです。

    白兎シリーズ第2弾です。白兎は何のために存在するのか、なんとなーく役割が描かれいました。特定の人物しか見ることはできないけれど、肉体があって血が流れている、そして思わせぶりな態度も謎を深めるばかりです。正体は明らかになるのかなぁ。

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    投稿日:2021.07.04

  • tsucchy

    tsucchy

    埋められた 二人藤の下から、白兎によって生き返った優枝。その過去と共に心の底に押し込めていた感情が浮き上がる。その先に、魂が救済される。
    二人藤も象徴的。白兎は、次はどこに現れる?

    投稿日:2021.05.23

  • honno-遊民

    honno-遊民

    旧題で白兎シリーズの第2弾。
    白兎とは、何者なのか?
    一定の人間にしかその姿が見えない彼は、冥界からの使者?
    恋人に裏切られ、土中に埋められた優枝を助けた白兎。
    彼は優枝に同行し、母との和解を助けたり、死んだことが信じられずに魂がこの世に彷徨っている者を解放したりと。
    益々、その行動に興味が惹かれる。果たして次は何を…。
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    投稿日:2021.03.25

  • ぴんく

    ぴんく

    うう…ちょっと…私は思ってたのと違う…かな…あさのあつこさんらしさが少なめというか…主人公が30代だからかなぁ…淡々としてる…

    投稿日:2021.03.05

  • robin1101

    robin1101

    このレビューはネタバレを含みます

    恋人と一緒に心中するはずが、優枝だけが埋められ、日出彦は逃げてしまった。掘り起こしてくれたのは、白兎という謎の少年。残された時間は7日間と少年から告げられた優枝。果たして優枝は復讐するのか。残された時間をどう過ごすのか。

    白兎シリーズ第2弾「地に埋もれて」を文庫化した作品。
    第1作では罪を犯した男を主人公にしていましたが、今回は罪を犯された女が主人公です。タイムリミットに迫られた時、どう判断し、どう行動するのか。
    この作品では、「罪」のその先を中心に描いています。罪を犯された側は、復讐のために実行するのか。罪を犯した側は罪悪感に苛まれるのか。人間の「陰」となる部分を掘り起こしていて、人間としての是非が問われているように感じました。
    読んでいて、これってあさのさんの作品だよね?と何回も確かめてしまいました。あさのさんの作品というと、「青春」「若者」「爽やかさ」といった雰囲気を想像するのですが、このシリーズはそれとは真反対の印象でしたので、意外でした。

    第1作と比較すると、ドロドロ感はあまりなく、心理描写もあっさりめかなと思いました。白兎の正体も特に描くことはなく、歳を取らない白兎は果たして死神なのか。天使なのか。謎はもっと深まるばかりで、霧がかかったまま終了したので、モヤモヤ感がありました。
    全4部作なので、次回に期待したいと思います。

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    投稿日:2020.12.28

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