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岡本太郎 / 角川文庫 (4件のレビュー)
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こうじろう
誰もが当たり前のこととして見過ごしている世界に目を凝らし、瞬間瞬間に発見し、驚きを開いていく。これが芸術の役割。 おとなの中にこどもがいるし、こどもの中にもすでにおとなが目覚めている。身内以外のものは…敵視する、排他的な心情のなかに、本当の愛があるとは思えない。 本当のことを言うとマズイ。日本人の中に生きている心理である。現実を突きつけられることに抵抗を感じ、むきつけな表現を嫌味ととる。そっとしておかなければならない約束事が、あまりにも多い。このムードのようなものをお互いにそっとしておくことで、大切な何かを流してしまうのである。 代用の生きがいにうつつをぬかして、自分をごまかしてしまうのは空しい。生身をぶち込み、賭けるのが、人生のレースの本当のルールなのだ。続きを読む
投稿日:2023.11.15
しゅんすけ
これほどエネルギー溢れる文章を読む機会がない。短いエッセイならまだしも、しっかりと1冊温度も密度も下げることなく語り続ける熱量は、類稀で圧巻でした。 読みながら息継ぎの必要を感じるほど。 言ってる…ことはイマイチ分からないけど、なんだか日常の些細がぶっとぶ、エネルギッシュな一冊です。続きを読む
投稿日:2023.08.14
絢音
「怒り」について語られているが、語気が荒いのでこちらもイライラしてしまい読み進めるのがきつかった。 ただ、読んでいて苛立ってしまうのはその語気の荒さだけにあらず、自分が岡本太郎の怒りの矛先である「青春…をおりた」「取り返しのつかない」若者だという自覚があるからかもしれない。 憤りを露わにする野生的な生き方には、あまり共感できなかった。 しかし、批判的な感想を残すことさえ彼には歓迎されそうな気がする。 後書きにもあったように、ウソをつかず信念を貫く姿勢はとてもかっこいいと思った。続きを読む
投稿日:2022.08.25
ぶりり
岡本太郎のエッセイがあるのは知らなかった。書かれた時代はかなり前だと思うが今でも痛烈な社会批判として通じる。
投稿日:2022.08.13
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