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貴志祐介 / 角川文庫 (13件のレビュー)
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総合評価:
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mutotsu55
防犯探偵・榎本径シリーズ第4弾。「ミステリークロック」との2分冊。こちらは表題作の他、「鏡の国の殺人」が収録されている。 2編とも雰囲気が異なり、それぞれに楽しめる内容ではあったが、「コロッサスの…鉤爪」はこれまでの内容からすると異色な感じがする。視覚的な密室ではなく、舞台は大海原であり、ソナーに感知されずにどう犯行に及ぶかという聴覚的な密室だからだ。また、トリックも海洋研究の知識がないと解けないものであり、その点では考えながら読み進めるという読み方は難しいかもしれない。続きを読む
投稿日:2023.07.12
okayamania
貴志祐介。本来は4作品入りの短編集を、文庫では二つに分けたそうで、その二つめを読んだ。 本作は、セキュリティ会社の社長?のふりをした犯罪者?の榎本という人物を探偵役とした、密室系謎解きシリーズである…らしい。今回は「鏡の国のアリス」のモチーフをふんだんに使った事件と、海で起きた事件の二つを読んだが、特に後者が秀逸だった(前者もすごいのだが、好みではない)。これはぜひ、他のシリーズも読まなくては。続きを読む
投稿日:2023.02.23
urara
何者かに海中深くに引きずり込まれた元ダイバー。 無残な遺体には鉤爪で付けられたかのような不審な傷が残されていた。 この惹句にひかれて読んでみた。 「鏡の国の殺人」と「コロッサスの鉤爪」が収録されてい…たが、「鏡の国の殺人」は★★ 「コロッサスの鉤爪」は★★★ ちょっとガッカリだった。続きを読む
投稿日:2022.07.03
ましろ。
このレビューはネタバレを含みます
光の速さで読み始め、読み終えた事に寂しさを感じています。 どちらも幻想的な空間での殺人で、どこか切なかったです。 全体的に動機が辛いですね。 『コロッサスの鉤爪』に関しては、やるせないとしか言いようがないです。 復讐をしてもしなくても、犯人にとっては一生救われない結末のように感じました。 榎本さんの本業を見れた事やら、珍しく青砥さんを頼ったあたりやらで、勝手に嬉しく感じました。 青砥さんの扱いが可哀想に感じます…! 推理系に疎い私からすると、寧ろ発想力があって羨ましいのに(笑)
投稿日:2021.09.01
四季
防犯探偵シリーズ第四弾その2 中編物が二作収録されている一冊。 前編では榎本が殺人犯に仕立てられてしまうと言うピンチから話が始まっていきます。 青砥先生との連携で解いていく様は、一部安楽椅子探偵を思わせるようでした。 後編で登場する密室はこれまでの作品の密室とは違い、音の密室を解かないといけないと言う難問に立ち向かう事に! 僅かなヒントから謎を解いていく榎本の手腕には本当に驚かされます。 それをサポートする青砥先生の珍推理(もとい迷推理)も相変わらず光っています(笑)
投稿日:2021.07.12
南青山
「鏡の国の殺人」はミステリークロックのような複雑トリック。表題作はダイビング話や海中生物話で楽しめたが、事件裏の人間模様、後日談ももっと読みたい気持ちにさせられた。
投稿日:2021.05.27
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