【感想】「読む」って、どんなこと?

高橋源一郎 / NHK出版
(72件のレビュー)

総合評価:

平均 4.1
22
28
11
2
1

ブクログレビュー

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  • threetails

    threetails

    このタイトルを見て、ある期待を持って読もうかなと思っている人には残念なお知らせかもしれませんが、ここには『「読む」というのはこういうこと』と一言で表せるような、わかりやすい答えが書かれているわけではありません。

    逆に言えば「そんなものはない」というのを、丁寧に繰り返し教えてくれるのが本書の魅力じゃないかと思います。

    車の中をいくら探しても「スピード」というものが見つからないように、動き続けること、「これってどういうことだろう?」と考え続けるその感情の動きの中に「読む」ということの本質がある…はず。
    そんなことを考えさせられました。
    続きを読む

    投稿日:2024.01.31

  • akane0060

    akane0060

    2024.01.14
    アンコン中
    読了ではあるけれど未整理

    社会の縮図・最大効力化した学校で解釈すること
    言葉や思考、自己の考えを扱うことの暴力性
    無自覚…無自覚だなぁ

    でも、これら全てまだなんとなく。未整理!笑続きを読む

    投稿日:2024.01.15

  • 穂苅太郎

    穂苅太郎

    このようなタイトルでまして高橋源一郎ならば必ず読書意欲が増すだろうと2024年の年初に紐解いてみたわけだが、結果は全く違ってむしろ本が恐ろしくて仕方なくなってしまった。その通り内容は読書をするにあたってのいわゆるリテラシーの根源的に必要な事を訴えている。批判的な教育論や文化の画一化の批判など。短いし読みやすいくせに非常に手厳しい。同じ日に買った「僕らの民主主義なんだぜ」の続編「丘の上のバカ」も導入部を読んでみたが、手触りが非常によく似ている。続きを読む

    投稿日:2024.01.03

  • chappyazuma

    chappyazuma

    著者の書いた記事を新聞紙上で読んだことはあるが、本は初めてだ。予想以上に手応えのある本だった。
    本の読み方を学校で教えてくれる文章とそうでない文章に分けて、いろいな読み方を教えてくれる。例文にあげた文章が素晴らしい。いい文章は人を変える力を持っていると言う。たしかにそうだ。
    続きを読む

    投稿日:2023.12.29

  • icochi

    icochi

    読み方の指標や考え方のひとつを教えてくれる本。
    平易な文章で優しく書いてあるけれど、わかりやすく楽な答えのようなものを示す本ではなく、自分で考える力の一助にしてほしいという意図を個人的には感じました。
    効率や答えを求めている人にはちょっと期待とは違う本かもしれません。
    ただ、わたしはまたもうしばらくしたらこの本を読み返したいなとも思います。
    続きを読む

    投稿日:2023.09.03

  • 文音こずむ@『はじめての』文芸部1期生

    文音こずむ@『はじめての』文芸部1期生

    読了できたのだろうか。今までしていたはずの「読む」が突然難しくなった。もう一度この本に救いを求めようとするよりもまずは、一旦時間を置いて、自分なりのこたえがでたら、またこの授業を受けに来よう。

    投稿日:2023.06.17

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