【感想】国際協力の戦後史

荒木光弥, 末廣昭, 宮城大蔵, 千野境子, 高木佑輔 / 東洋経済新報社
(3件のレビュー)

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ブクログレビュー

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  • University of the Ryukyus Library

    University of the Ryukyus Library

    【琉大OPACリンク】
    https://opac.lib.u-ryukyu.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BC03641316

    投稿日:2022.07.11

  • skyemikan

    skyemikan

    国際協力に長年携わってこられた、荒木光弥氏の談話録。
    戦後賠償の援助は日本の貿易促進に近かったこと、JICA創設は資源確保が大前提であったこと、貿易黒字批判への対応として資本収支を赤字にするために資金供与が行われたことなど、表には出てこない内容が語られており、非常に興味深かった。
    過去には日本の経済的国益実現のための手段であったODAであるが、変化してきている。今後の日本の「国際協力」のあり方に示唆を与える書籍であろう。
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    投稿日:2021.08.13

  • shokuzaisetto

    shokuzaisetto

    国際開発ジャーナル社の社長として国際協力事業団(JICA)創設やODA改革など日本の国際協力に関与してきた荒木光弥氏へのオーラル・ヒストリー。1974年のJICA創設の目的は綺麗ごとではなく、あくまでも海外食料・鉱物資源の確保にあったこと(首相の田中角栄は「オーストラリアで牛飼って、カナダで小麦つくってもってくりゃいいんだな」と言ったらしい)、国際協力をめぐる省庁間の角逐から、大蔵省OBが選挙に出る際の資金確保の方法まで、色々率直に語られている。荒木氏自身が言うように、海外援助政策は外務省だけをみても実態を掴めないということがよく分かる。

    その一方で、語り手である荒木氏自身の人となりについては、いまいち掴みづらいところがあった。が、キーパーソンというのはえてして自分を表に出さないということなのかもしれない。
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    投稿日:2021.01.24

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