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金子成人 / 双葉文庫 (5件のレビュー)
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sonica00
後半になってググッと面白くなり、次巻以降も読みたくなった。 かみなりお勝のきっぷの良さと、秘めた過去の痛みと、子どもたちに、周囲の弱き人に寄り添う温かな情が心地よい。 いろいろあっても、前向いて笑って…生きていこう、生き抜こう、と思える時代もの。続きを読む
投稿日:2023.11.07
hanaasagi
内容(ブックデータベースより) 岡場所で賑わう根津権現門前町の裏店、通称『ごんげん長屋』に住まうお勝は、女だてらに質屋の番頭を務め、女手ひとつで三人の子供を育てる大年増。 情に厚くて世話焼きで曲がっ…たことが大嫌いなお勝は『かみなりお勝』とあだ名され、周囲に一目置かれる存在だ。 そんなお勝の周りでは、今日も騒動が巻き起こり――。 くすりと笑えてほろりと泣ける、これぞ人情物の決定版。 時代劇の超大物脚本家が贈る、傑作シリーズ第一弾! 令和4年3月31日~4月3日続きを読む
投稿日:2022.04.03
浩太
金子氏の本は付き添い屋、かぎ縄に続いて3シリーズ目。人情話しだが淡々とした味わい。 本作も主人公が女性で質屋・損料屋の番頭で品物の目利という不思議な設定。何故こんな仕事を、との疑問が湧くが、この解答は…最後の4話目に出てくる。3人の子供はいるが亭主はどうなった、の解答は3話目と4話目とみんな後ろに持ってきている。このあたりはどうだろうか? 町民で小太刀の名手だが、立ち回りも1回あった。度胸は「かみなりお勝」として随所に出てくる。 大身の旗本のお世継ぎ問題も出てきて、次作はどう展開して行くのだろうかと期待を持たせる。続きを読む
投稿日:2022.01.30
hito-koto
このレビューはネタバレを含みます
本所のおけら長屋も根津のごんげん長屋も、どちらも人情に溢れた素晴らしい長屋です。金子成人「ごんげん長屋つれづれ帖(一)」、かみなりお勝、2020.10発行。かみなりお勝、隠し金始末、むくどり、子は宝の4話。むくどりはちょっと辛い話でしたが、お琴12歳、幸助10歳、お妙7歳を育て、難題を次々に解決していく強くて筋の通ったお勝(質舗・岩木屋の番頭)の活躍に大拍手です。
投稿日:2021.12.01
tvxqhitomi
202010/質屋の番頭を務めながら女手ひとつで三人の子供を育てるお勝。子供達との関係には驚かされた。シリーズもの1作目ということで今後も楽しみ。
投稿日:2021.01.03
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