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畠山健二 / PHP文芸文庫 (8件のレビュー)
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sonica00
鉄斎の過去やお染の過去を知った上で、彼らの言葉を聴くと、切なくなる。命の愛おしさや過酷な状況で選ぶしかなかった、選びようがなかった選択をしてきた末の現在のおけら長屋での暮らし。それはもう大切にしたいし…、関わった人にも生きていてよかったと思えるようなサポートをしないではいられないだろうことがわかる。 黒岩藩の貧しい農民の悲劇に見舞われたお葉と彼女を救いたい清八郎。はるぎれの話にほっとした。 真剣勝負の末の母子の行末にも、ほっと。続きを読む
投稿日:2023.09.04
vespa
人との関わりが時を積み重ね、そこに情が生み出され冷たいシコリを溶かしていく。 良い本に出逢いました。
投稿日:2023.04.01
とんだりはねこ
はるざれ、なつぜみ、ふゆどり、よかった。 シリーズが続くのに、前のお話からの伏線を回収したり、掘り起こしてくれたりと、今回は、本当に読み応えがあった。
投稿日:2022.08.07
はなこ
このレビューはネタバレを含みます
今回も笑いあり、人情あり、謎解きありで申し分なしの面白さ。残りページが減っていくにつれて、あとちょっとしかないと悲しくなる。 万松は、意外に賢い。今度は殿様も出てきてほしいなぁ。
投稿日:2021.08.06
hito-koto
畠山健二「本所おけら長屋(十五)」、2020.10発行、再読。はるざれ、なつぜみ、あきなす、ふゆどりの春夏秋冬4話。あきなすは嫁と姑の愛すべき争い。はるざれは、春が来て野山がうららかな景色になること。お葉と尾形清八郎の今後に幸あれ。お喜代57歳と嘉助58歳の純な恋に乾杯、なつぜみ。お染と鉄斎、そろそろ同じ長屋に移りそうw、ふゆどりで阿吽の呼吸。酒場三祐での会話でおけら長屋の知恵が湧いてくる。お栄の合いの手も心地よし(^-^) お満のサポートも絶妙! 畠山健二「本所おけら長屋(十五)」、2010.10発行、再読。はるざれ、なつぜみ、あきなす、ふゆどり の四季4話。何も語ることなし。ただ、畠山健二さんのこのシリーズがずっとずっと続くことを願うのみです。 「はるざれ」とは、春が来て野山がうららかな景色になること。「はるざれ」「なつぜみ」「あきなす」「ふゆどり」の4話。四季のタイトル、粋です。そして、内容は深い、とても深い、深すぎます。「あきなす」は笑いですが、「はるざれ」「なつぜみ」「ふゆどり」は泣かせます。何度読んでも泣きます。悲しみの涙ではなく感涙の涙です! 畠山健二「本所おけら長屋(十五)」、2020.10発行、再読。2023.3発行の二十巻が最数巻とか・・・。何とも言えない気持ちです。
投稿日:2021.07.21
kuruko281
今回も新たな登場人物が まあ、よくこれだけの話を描けるものである。 しかも過去を微妙に思い出させる。 16巻が最新、次を読み終えると暫く長屋住人と会えなくなると思うと、直ぐに16巻に手を出して良いもの…か考えてしまう。続きを読む
投稿日:2021.07.10
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