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路生よる / 角川文庫 (15件のレビュー)
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総合評価:
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とばり
大好きなシリーズ。地獄くらやみ花もなき。沼。 第一怪 狂骨あるいは金魚の幽霊 皓さんに代わって今回は付き人の紅子さんが探偵をすることに。 罪人の姿が妖怪に見える青児を引き連れて、金魚の屋敷にて北原白…秋の詩に見立てられた過去の殺人事件の真相に挑む。 第二怪 座敷童子 今回の舞台は青児の生まれ故郷の神奈川県。 幼き頃お世話になった人物に偶然出会い、屋敷を訪れるが‥。 青児の幼い過去も明らかに。 ‥‥ 「この世には、百年続く約束もあるのかもしれない。」 鬼の皓にとっては刹那の百年。青児にとっては一生の百年。時の流れが異なる2人が共に歩むことを約束した百年は、とても尊い時間なんだなあとしみじみ‥。この時間がいつまでも続いてほしい。 2人仲良い場面でほのぼのするが、毎回2人は命の時間が違うんだよなあってことを思い知らされ苦しくなります。 逃げ癖、諦め癖が強い青児が、皓と約束した百年のために、殺人者に追われながらも生きるために向き合うのが印象的でした。 ‥‥今回お話もコミカライズしてくれませんかね?!(必死) 2024年2月12日 続きを読む
投稿日:2024.02.12
あすみ
このレビューはネタバレを含みます
魔王決定戦はひとまず終わったものの、探偵業はまだまだ続く。 今回は皓さんに変わって紅子さんが探偵。 皓さんより容赦ない。 金魚の蘭鋳に魅入られた女とその子供たちの話もエグいけど座敷童の話もエグい 田舎の一家団欒怖い
投稿日:2023.05.09
そねこ
金魚がモチーフなだけに、描写がなんだか彩度高めで艶やかだった。今回は珍しい青児と紅子コンビだったが、紅子さんもなかなかの手腕。なんだかこれは映像で見てみたいなと思った。
投稿日:2023.01.29
かとまる
もともと第4巻までで構想されていたがために、 若干付け足し感は否めない。 とは言いつつ、安定の面白さ&読みやすさ。 今回は紅子さんのお当番会。 そして凛堂兄弟のその後の小話。 各々の活躍がありながら…、最終章で次への期待が高まる。続きを読む
投稿日:2022.12.16
ちとせ
#読了 前巻で大団円を迎えたわけだけれど、6巻へ続く幕間のような物語だった。 金魚にまつわる謎を解明する前半は、紅子さんが探偵役で青児は文字通り金魚のフンのように後をついていく感じ。紅子さんが表立って…活動するのが新鮮で、紅子と青児のかけあいも軽妙で面白かった。 後半は青児が故郷に戻るお話。家族の中でないもの扱いの侘しさが際立ってしんみりしてしまうけど、とりあえず青児のご両親は元気溌剌のようで何より。 凛堂兄弟とも再会を果たし、さて6巻ではどうなるのか。楽しみにさせられるエンディングでした。続きを読む
投稿日:2022.12.12
雪
金魚の話も最高だったし隠れ鬼の話も最高だったし幕間も最高だったしエピローグも最高だった。100年添い遂げる努力がいじらしくて、そりゃ全力でなでなでする。寿命の異なる異種交流譚は良いものです。
投稿日:2022.12.10
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