【感想】阿・吽(12)

おかざき真里, 阿吽社 / ビッグスピリッツ
(3件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • 橘

    最澄さま、もう3年も保たないのか。
    終わりが見えていると生も凄味を帯びてくるのかもしれない…彼もすっかり怪物になって、凄絶な美を醸し出しています。
    そんな最澄と空海が組むのを阻止してくる藤原冬嗣、政治家としては有能なんだろうけど人の心はあんまり無いんだなぁ、と思います。とうとう良房も出てきた。
    終わりの方で念押しされる承和の変。

    前の方の巻では確か、「私の名は残らないでしょう」って言ってた気がする光定さんが、めちゃくちゃ伸びてて嬉しいです。問答の場面よかった。
    光定さんと良岑安世が文通したり仲良くしてるのもかわいい。

    空海・嵯峨天皇・橘逸勢で三筆なのか。各時代に三筆っているらしいけど、特にこの御三方が書道に優れた人たちとされてるのすごいなぁ。
    嵯峨天皇が書いた「哭澄上人詩」、切ない
    続きを読む

    投稿日:2024.04.10

  • はじめ

    はじめ

    このレビューはネタバレを含みます

    怪物最澄、天を衝く巨木ほど地中深くまで根をはっているような凄みがある。
    光定と泰範の新たな進路もうまくいくといい、義真お帰り。
    冬嗣はおっかないが田村麻呂とお喋りしてるのはなんかいい、それは畏れか罪悪感か懐かしみか?

    レビューの続きを読む

    投稿日:2021.03.07

  • myjstyle

    myjstyle

    残りの人生を天台の確立にかけた最澄は、空海と別れ、怪物的なオーラを放ち始めます。相変わらず、オーラで人を圧倒する描画が巧みです。最澄と空海をバランスさせ、巧みに政治に組み込ませる冬嗣の存在は、これからの物語の要となりそうです。ともあれ、最近、空海の明るくおおらかな気性が見られないのは残念なことです。南円堂は則天武后の「明堂」の設計思想を踏まえていることは初めて知りました。続きを読む

    投稿日:2020.11.01

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