【感想】レイラの最後の10分38秒

エリフ シャファク, 北田 絵里子 / 早川書房
(23件のレビュー)

総合評価:

平均 4.3
9
5
4
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ブクログレビュー

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  • レモンキャラバン

    レモンキャラバン

    死ぬ時ってこうなのかな、とまだ見ぬ死に思いを馳せた。ファンタジーだけど、こうなるといいな、私はレイラみたいに寛容に生きてるかな、って反省した 90

    投稿日:2023.12.28

  • ナオ

    ナオ

    10分38秒のあいだ— 心臓の動きが止まった後も意識は続くのだそう!
    そのわずかな時間に人は何を思うのだろう? 魅惑的な街イスタンブルの裏側で生きた一人の娼婦レイラの物語。5人の友人たちの物語でもある。1947〜1990

    心を鷲づかみにされた

    大人に服従するしかなかった少女時代
    そして
    喧騒にまみれた街の片隅で友情を育み
    尊厳を保ちながら暮らすレイラの姿に

    「自分自身を知り、わが人生の主人になってみよう」

    心が軽くなっていく

    青い尾ひれをゆらしながら泳ぐ闘魚(ベタ)に導かれ やっと自由を手にしたレイラの姿に

    テキーラ・レイラが息絶える最後の10分38秒を、一分ごとに記憶の糸を手繰り寄せる語り手法が見事。

    1分、2分、3分 〜 10分.
    10分20秒、10分30秒、残り8秒

    あれ?10分10秒がない!
    もう一度読む
    やはりない

    人を愛し、レイラが人生で一番幸せだった時・・ だから

    トルコの古都イスタンブル、歴史的背景、異文化の融合する街、光と影のある場所で暮らす人、人、人

    長い映画を観た後のような放心状態が
    今も続いている。

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    投稿日:2023.06.16

  • 青じそ

    青じそ

    1度途中まで読んで、主人公の人生の悲惨さに耐えられず読むのを断念した本。再度チャレンジして読み終わると、読んで良かったと心から思えた。

    投稿日:2023.06.02

  • あゆむ

    あゆむ

    友人たちとの熱い友情に強く胸を打たれました。
    今まで読んできた本の中で断トツのNo.1作品。死ぬまで読書趣味でいる予定ですがこの本を超える作品に出会うことはないだろうと思っています。100点満点です。

    投稿日:2022.09.11

  • azumen

    azumen

    お別れを丁寧にするという考えがなかった 前まではフェードアウトでええかと思ってたけど 人生は一度きりやからお別れも丁寧な方が良いか

    投稿日:2022.05.13

  • 脇 草太郎

    脇 草太郎

    1990年、トルコ。イスタンブルの路地裏のゴミ容器のなかで、一人の娼婦が息絶えようとしていた。テキーラ・レイラ。
    しかし、心臓の動きが止まった後も、意識は続いていた──10分38秒のあいだ。
    1947年、息子を欲しがっていた家庭に生まれ落ちた日。厳格な父のもとで育った幼少期。家出の末にたどり着いた娼館での日々。そして居場所のない街でみつけた"はみ出し者たち"との瞬間。

    トルコ・イスタンブールの元娼婦テキーラ・レイラ。彼女の心臓が止まり、脳が死ぬまでの10分38秒。レイラの歩んできた悲しい人生と心がつながった五人の仲間の友情物語。酷い環境に閉じ込められるんだけど、レイラは常に前向きなマインドだから、暗い話が苦手の僕は救われた。読み終わったあとは何とも言えない気持ちで満たされて、読書の幸せを感じられた。あと文章が美しい。澄んでるというか。それがレイラの心の美しさというか、姿形とマッチして最高。この訳者の翻訳した違う本も読んでみたいと思えた一冊。
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    投稿日:2021.09.20

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