【感想】リトル☆バレリーナ あこがれのバレエスクール！

学校図書館で１〜３年生の女の子に絶大な人気を集めている作品。

まず彼女たちは、中身も知らず可愛らしい絵に惹かれて手に取る。これは間違いない。ただ、可愛いだけじゃなくて、ココがバレリーナになる夢に向か…ってひたむきに努力していくストーリーも面白く、芯がある。だから司書としてもおすすめできる。

「バレエノート」に、先生に注意されたところなどを細かく書き記していくココの姿が印象的だったなあ。「だって、注意されるっていうことは、

友達のヒナちゃんと気遣い支え合う様子は素敵だし、ライバルのマリアちゃんから疎まれているかんじの関係性もスパイスが効いていていい。ピアノが上手なカナタとも、口げんかしながらもお互いが大切な存在になっていきそうな予感がするし、バレエの才能溢れるルイの存在も、きっとココの成長に欠かせない。アスカ先生やココのお母さんも含めて、登場人物それぞれがとても魅力的だった。

ココのお父さんの過去がお母さんから明かされる展開にもワクワクしたなー。

文章は、低学年の子にとっては実はけっこう長いお話なんだけど、デザインがそれを感じさせないから読みやすく感じるのだと思う。手に取られやすいし、一度読み始めたらどんどんページをめくっていける。ブックデザインの成功。もちろんストーリーが楽しい、というのもある。

巻末の「ココルーム」で「おしゃれも大すきなココ」のいろいろなファッションを紹介しているのも、女の子の心をくすぐる憎い工夫。こりゃーハマるな、と思わせられた本。続きを読む

ここちゃんのバレエの成長の物語。
練習を重ねて、バレエがどんどん上達していくここちゃん。
やがてコンクリートにもチャレンジしていきます。
最後ここちゃんは、どうなるのでしょう？
「次はどうなるのか？」…と気になるところがいっぱいのお話です。
ぜひ読んでみてください。続きを読む