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白川道 / 幻冬舎文庫 (21件のレビュー)
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総合評価:
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hayasick0103
裏の社会で株と人間を動かし、莫大な金を作る竜一と、エリート官僚の肩書きを武器に、復讐の舞台を築く竜二。無関係な人達が次々と犠牲になり、予想以上にダークな展開だった。最後の準備に姿を消す竜一。2年後、ど…んな展開が待っているのか楽しみ。続きを読む
投稿日:2024.01.21
ayustat
矢端竜二は、エリート官僚の世界に飛び込んだ。兄・竜一との約束―ある大物実業家への復讐―を果たすために。表と裏から攻めて、あいつを叩き潰す…。第二、第三の殺しに手を染める竜一、企みを抱いてある女を篭絡す…る竜二。金と欲が行き交う修羅の道を鋼の意志で突き進む双子が行き着く先は?息苦しいほどの命の疾走を描いた傑作長編。続きを読む
投稿日:2023.08.20
筋トレ大好きキャリコンレオナ
The yakuza's daughter also decided to go to America for him to study business administration. Studyi…ng is important in any world.続きを読む
投稿日:2021.11.11
iadutika
このレビューはネタバレを含みます
竜の道 昇龍篇 著者:白川道 発行:2015年10月20日 幻冬舎 初出:ポンツーン(幻冬舎月刊PR小説誌)2014年7月号~連載 前作の単行本発行が2009年。5年後に連載が始まった本作は、2015年4月に著者急逝のため未完のまま単行本化された。両作品あわせて1000ページを超えているが、まだまだ物語はこれからという感じだった。 九州・小倉の貧しい廃品回収業の両親に虐待を受けながら育った一卵性双生児の竜一と竜二。産みの親は別にいるという。蔑まれた目で見る人々ばかりの街で、唯一、彼らを可愛がってくれたのが妹のように仲のいい美佐という少女の両親だった。しかし、その両親は地元で信頼を得ながら経営していた運送会社を、広島発の成り上がり運送会社に乗っ取られ、自殺に追い込まれてしまった。一命を取り留めた美佐も視力を失う。 竜一と竜二は、広島の運送会社を経営するあくどい社長の二階堂への復讐を誓いあう。それと、彼らを捨てた産みの親への復讐も。 竜二は東大を出て国土交通省のキャリア官僚に。将来の事務次官とも噂される優秀さ。竜一は裏の道を歩む。18歳の時に自分の身代わりとなる別の人間と育ての両親の3人を火事に見せかけて殺し、自分は死んだことにして別の戸籍を得て生きている。超大物ヤクザの曽根村に可愛がられるも、自身は組員にならず投資会社を作って不正なお金100億円をためた段階で、いったん、ブラジルへ逃げる。途中、台湾で殺されたことにして、犯罪追及からも逃れる。ここまでが「飛翔篇」。 本作「昇龍篇」は、竜一が日系ブラジル2世の身分を新たに得て日本に帰国し、100億円をもとにさらに資金をつくり、二階堂運送の社長をおいつめていくという話。大物ヤクザの曽根村が娘同然に育てた咲と(本当に愛し合って)結婚した竜一は、夫婦ともども事業を順調に大きくしていく。一方、竜二は二階堂運送社長の一人娘をつきあい、ベタ惚れさせていた。結婚を要求されつづけたが、竜二は美佐が好きだったので、そんな娘のことは歯牙にもかけていなかったが、いよいよ復讐のために役所を辞め、娘と結婚して二階堂運送に入社する。二階堂を追い詰め、自殺に追い込むのが彼らの復讐手法だった。 そんな時、曽根村が脳梗塞で倒れてしまう。一命は取り留めたが、重い後遺症が残るというのが医師のみたてだった。復讐劇のために欠かせない曽根村が力を失ってしまうかもしれない。また、竜一は生きていると嗅ぎつけていたヤメ検のフリーライター沖は、竜一の手配で殺される前に、その件は昔の検察仲間にも話してあると言い残していた。心配の種がいくつかある、さて、これからどうなるか・・・ 本当にいいところで著者急逝。 誠に残念。 でも、このペースでいくと、シリーズがどんどん増えて、復讐を達成するのはまだまだ先だったかもしれない。
投稿日:2021.03.30
taka
原作を読む前に、ドラマを見ての感想 は、竜一を軸とした展開で後ろ盾にな る人物とのエピソードが深く描かれて いる。 ドラマの竜一とは全く違う冷血さをも った人間性であり、初めはギャップの 差が激しく感…じた。 株の仕手の話は、新鮮でのめり込んで 読み進めた。 次作は、未完結だけど展開に期待。続きを読む
投稿日:2021.02.23
mutotsu55
ある男への復讐を成し遂げるために暗躍する双子の活躍を描く。本書は下巻であるが、復讐を果たす場面までは描かれていない。 兄は裏社会へ、弟は官僚へと異なる道を歩むが、二人の目的はただ一つ。自分たちをど…ん底へ突き落した男への復讐。そのために兄は顔を変え、他人になりすまし、裏社会の中心へ進む。ある程度の荒稼ぎをしたら、一旦は海外へ身を隠し、ほとぼりが冷めたころに再び別人になりすまし帰国。そして復讐を果たすという筋書きのようだが、本書は海外逃亡直前の場面までが描かれている。 かなり遠大な計画だが、どういった形で結末を迎えるのかは非常に気になるところ。続きを読む
投稿日:2020.11.26
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