【感想】【新装版】 老いの冒険

曽野綾子 / 興陽館
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  • hito-koto

    hito-koto

    このレビューはネタバレを含みます

     曽野綾子「老いの冒険」、2019.2発行。共鳴したり感じ入った点は次の3つ: ①老年には自分だけの日々を生きることが許される。老年は自分で毎日をデザインできる。②何より有効な老化防止は一人旅。外出ほど、老年にとって心身のいい訓練はない。③二人でお茶を飲むだけでも世の中はずいぶん楽しくなる。男女ともに遊ぶのが老年の付き合いの理想。人生の最後の時間を、縁のある気の合った他人と少しずつ共有することができたら、それは大きな幸福。そして友達が死んでいっても深く悲しまないようにする。ありがとう、と改めて感謝すればいい。
     曽野綾子さんは、内臓に病気がなく(幸運)、薬を飲まず、毎日自分が調理した食事を食べるそうです。健康ですねw。老年には、自分だけの日々を活きることが許される。老年は、自分で毎日をデザインできる。素晴らしいことだと思います!「老いの冒険」2019.2発行、再読。次の5つの章立てです。①自分の好きなテンポで暮らす(一人旅→老化防止) ②孤独を足場にする ③毎日を健康に暮らす秘訣(生きがい・目的を持つ)④老いや死を深く悲しまない(寿命は天命に任す)⑤いいかげんさをもって生きる(自分がいなくても誰も困らない)。
     老いの時間は透明に輝いている。老年は自分で毎日をデザインできる。ただ、社会的には老人教育がいる。(シニア講座や運動講座、文化講座を受講して、本当にいい講座だなと思いましたw。感謝しています。社会的云々は別にして、曽野さんに同感です)曽野綾子「老いの冒険」、2019.2発行、再読。①自分の好きなテンポで暮らす ②老化防止は一人旅(外出)、健康の秘訣は生きがいを持つこと ③男女ともに遊ぶのが老年の付き合いの理想 ④自分だけの「楽しい時」を持つ。(私は、ウォーキング、読書、園芸w)
     「お爺さんは山へ芝刈りに、お婆さんは川へ洗濯に」。昔の年寄りは働き者であった。今の年寄りは生きる厳しさへの覚悟がない。社会的には、今改めて老人教育がいる。私は公民館で素晴らしいシニア教育を受けていますw。曽野綾子「老いの冒険」、2019.2発行、再読。病気が治りにくくなるということは、死にむいているということ。しかし、その時初めて人間はわかる。歩けることは何とすばらしいか。自分で食べ、排泄できるというのは、何と偉大なことか。
     現代の高齢者は、「適当な時に」人間は現世を去る、という賢さと義務をなおざりにしないで、自覚すること。曽野綾子「老いの冒険」、2019.2発行。①病気のとき、次の段階が見える ②75歳はぼける、ぼけないの分岐点。少しの努力は必要か ③健康と体力は無限ではない ④病気が治りにくくなるということは、死にむいているということ ⑤晩年になって青春を理解する ⑥朝日から元気をもらう。
     人間が必要とする「物質」には限度がある。食べる量、家の広さ、服の枚数・・・。お金持ちであろうと貧乏な人であろうと、必要なモノに違いはないのである。曽野綾子「老いの冒険」、2019.2発行。①本当の意味で強くなる方法は「勝気」や「見栄」を捨てること ②老人が健康に暮らす秘訣は「生きがい(目的)」を持つこと ③老化(していない)一つの目安は「その人が、どれだけ周囲を意識しているか」④老人に必要なのは「休息」と「緊張」。「外出」はとてもいい訓練。

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    投稿日:2021.09.05

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