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細谷功 / ボイジャー (19件のレビュー)
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総合評価:
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無糖
メタ認知や抽象化は仕事でも人間関係でも思考でも非常に大切なのだが、この本は重箱の隅をつつく内容が多かった。 例えば、採用条件の学歴不問が学歴への強烈な意識の裏返しとあるが、 採用側からすれば学歴不問…にしないと 応募数が大量に減るわけで、それ以上の意味はないのである。 このような例が他にもあり、決めつけが多い印象を受けた。 メタ認知の本としてはあまりよろしくないかな。 あくまで自己矛盾劇場の本として読みましょう。続きを読む
投稿日:2024.02.14
喜餅/Kimochi
【概略】 とにかく「一言、申し上げたい」世の中、ところがこの「一言」に含まれる矛盾に気づかないまま申し上げている(一般人を含む)「コメンテーター」の多きこと。そしてその矛盾を指摘すると、指摘された側…は烈火のごとく怒り狂う。本書ではこの自己矛盾について紹介し、一歩ひいた立場からの冷静な見方(メタ認識)を学び、今後に生かす素材とする。「全社一丸となって多様性を推進します」「他人の考え方に口出しすべきじゃないでしょ」「批判するやつはダメだ」といった発言に含まれる矛盾を楽しんでみる。 2023年09月15日 読了 【書評】 喜餅にとってバイブルの一冊「具体と抽象」の著書、細谷功さんの作品、手に取ってみた。 確実に自分自身の発言に自己矛盾が含まれているということがある・・・ということをちょっと横に置いておいて、ずっと不思議に思っていたことがある。 男性、とりわけ「おじさん」という属性、さらには女性に対する態度が前時代的な男性に対して殊更に敵意を抱き、それどころか敵意を堂々と表に出す人がいる。その人が過去にそういった男性にされてきた経緯に想いを馳せたら・・・なのだけど、その敵意に対して「ジジイ」だの「おっさん」だのと、やはり属性でもって表現をしてくる。「女性」という属性にまとめられることを嫌がっている当の本人が、だ。 他にもLGBTといった多様性についても、多様性を押し付けられているように感じることがあって。「みんな違って、みんな言い」と発するその口から、「〇〇を否定・批判することはなにごとだ!」と発せられる矛盾たるや。 本書は、そういった矛盾を自己矛盾「劇場」として、読み手を観客の距離まで遠ざけて、当事者が持つ感情を排除し、コメディチックに楽しめる形になってるのだよね。こういう矛盾て、当事者若しくは当事者に近い立場にいた場合、その矛盾を指摘されるとまぁ・・・怒り狂うからね。「自分は、違う!」って。そういった要素を排除するにはいかに「他人事」にするか。楽しんだそのあとに「自分もその自己矛盾に陥っていないか?」と省みてもらう狙いがあるというね。 自分のような知識が浅い人間にとって、細谷さんのような書き方は、本当にわかりやすく楽しく読める。今回もイメージとしては抽象度と具象度(具体度)のつまみをいじることでその矛盾を楽しむことができると同時に、「では、これからこの自己矛盾とどう付き合うか?」というキッカケを示してくれる。・・・と言っても「具体と抽象」程には、明確な解法を示してくれている訳ではないけれど。 「自分」と「他人」、「主観」と「客観」・・・この視点を自覚することが自己矛盾を楽しむことができるのではないかなと思う。 本書の中には、メタレベルを上げることができずに「???」と思ってしまう設例もあったりする。時間が経ち、自身の成長とともにこの「???」が笑いに変化することができるのかなと、期待しちゃう。続きを読む
投稿日:2023.09.17
かほやん
自己矛盾からは逃れられないので、そのことを認識して、俯瞰できるようになろう、という内容。 無知の知を目指す。 自己矛盾の例には少し屁理屈じみたものも混ざっている。
投稿日:2023.03.11
kaido
知っている状態を自覚している領域、知らない状態を自覚している領域、知らない状態さえ自覚できていない領域とにものごとを区分する考え方が面白かった。 世の中が動いている限り、知らない状態さえ自覚できていな…い領域は生み出され続けている。だから人生は面白い。 やっぱり、非日常の体験に積極的に飛び込んで、まずは知らないことがこんなにあるんだと実感することが視野を広げる第一歩だと思った。 知らなかったことを知っていく活動を続けた先、自分がどんな人に変化するのか、想像するだけでもワクワクする。続きを読む
投稿日:2022.12.16
レイコ
何かにつけて細谷さんの話題が上がる時期があって、気になって本を何冊か買ってみた 自分は近く具体的(特別)に見える、他人は遠いから一般的に見える、だから認知には差があって自己矛盾が生じちゃう よくやっ…ちゃうな〜って事例のオンパレードなんだけど、一貫性を気にすると何もしゃべれなくなっちゃうんだよなあと思った どこまで整合性にこだわるか、どこから先は割り切るのかその辺の塩梅が難しいよね 矛盾というか自分の中の葛藤に苦しくなることが多かったけど、人は多面的な生き物だから矛盾があったっていいじゃんとか思えた あとがきにあった、本書の自己矛盾ってなんだろう? 知性に限界があると言っているところ? この本自身が演者、あるいは観客と思っている演者の役割で、読者が本当の観客、という構造をとってくれているのかな? またいつか読み返したら分かるかな続きを読む
投稿日:2022.06.02
Mouto9
一言で言うなら「人の振り見て我が振り直せ」。自己矛盾になってる場面、セリフ等が分かったので意識していきたい。
投稿日:2022.03.08
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