【感想】毒 サリン、VX、生物兵器

アンソニー・トゥー / 角川新書
(3件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • starkirari

    starkirari

    著者は台湾出身で米国で毒蛇の研究をした後に軍での兵器研究に転じ、日本での地下鉄サリン事件の捜査に協力したという、毒、兵器のプロフェッショナル

    VXガスやマスタードガスなど、よく聞く兵器がどのようなものかが簡潔に纏まっており、適度な深さで理解できた。

    驚いたのが、執筆時点で著者がアメリカの老人ホームに入っているとのことで、知性は衰えないものだな、と感心した。
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    投稿日:2023.07.25

  • モゲラ

    モゲラ

    内容的にはかなりふんわりしているので、生物・化学・毒素兵器の入門の入門といったところ。
    でも、生物・化学・毒素兵器について、著者は色々な経験や見識をお持ちだということは本書を通じてわかるので、もっとちゃんとしたものを読んでみたい。
    あと、全く関連分野を知らない人には、良い本じゃないかな。
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    投稿日:2021.09.05

  • へ〜た

    へ〜た

    日本統治下の台湾に生まれ、米国で学んだヘビ毒学者で、日本のサリン事件解決に協力した上にオウムの中川智真正死刑囚との対話集まで出版したという奇矯な経歴の著者が化学兵器、生物兵器について概観した一冊。

    米国の炭疽菌テロからオウム事件、日本軍731部隊、金正男殺害事件から、新型コロナウイルスの生物兵機説(著者は否定的)に至るまで幅広く概観した後、民間防衛(Civil Defence)の重要性について語る。全般的に著者の見識は卓越しているのだが、いかんせん表層的に過ぎて薄っぺらいのは角川新書の編集方針がそうだからなのだろうか。あまりこの新書シリーズで面白い本に当たったことがない。続きを読む

    投稿日:2020.11.14

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