【感想】天下人と二人の将軍

黒嶋敏 / 中世から近世へ
(2件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • his360

    his360

    義輝による造営から破却までの京都二条城の歴史的位置づけや、遠方との通交姿勢から見える義輝期と義昭期の政治姿勢の違いといった点が興味深かった。戦国期から織豊期への断絶と継承という連続的な視点が面白い。

    投稿日:2021.09.02

  • りいた

    りいた

     織田信長との確執から京都を追われることになった足利義昭は室町幕府最後の将軍としてそれなりに知られており、例えば戦国時代を舞台とするテレビドラマなどにもよく登場する。ただ、その実際のところについて、どんな将軍だったのか、また将軍としてどのような意味があったのかなどを考えることはほとんどないだろう。
     本書は、その室町幕府の晩年に生きた実の兄弟にして征夷大将軍を務めた足利義輝と足利義昭の考察であり、1歳違いの、またお母さんも同じ真の兄弟であるふたりがたどった足跡である。本書では本質的には相反する兄弟として解釈が進む。
     歴史上の重要な地位にあったこのふたり、ただ兄と弟としての関係に視線を移せば、また少し違った感覚を想像することもできるだろう。
     もしも現代に生きていたらどんな兄弟だっただろうか。
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    投稿日:2020.07.23

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