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作楽ロク / 角川コミックス・エース (1件のレビュー)
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総合評価:
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clamamus
恋愛関係が進展した後も物語は続く、そんな模様の8巻である。 じわじわ片思い物語が続いてるかのような感覚で両想い物語が進んでいく感じは実に現代的だが、じわじわと読者を殺しにかかっている感じの尊さが大…変心地いい。 本筋の花&陽介の物語が進行する中で、群像劇的に他の面々の物語も進行している。 特に良いのは、新橋君にスポットを当てる形で鶯谷&五反田の二人を陰から描いているところ。直接描かないだけに、この背景の物語には風情がある。 井上&黒川のようなモブ感の強いコンビにもスポットを当てて、少しずつこの物語はボリュームを増していっている印象である。 それもこれも、本筋の主人公二人の恋物語が濃厚であればこそ。サイドストーリーにも読者が魅力を感じられる絶対条件だろう。 つくづく王道を進む物語である。 今回も楽しく読ませていただいた。文句なしに星五つで評価したい一冊である。 田畑に謝罪ができない赤羽君だけがぽつねんとこの巻では残ってしまっているが、次巻以降でどうこの伏線が消化されていくのか楽しみに待ちたい。続きを読む
投稿日:2020.09.12
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