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坂木司 / 角川文庫 (22件のレビュー)
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総合評価:
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潤
鶏料理を軸にいろいろな人の視点でつなぐ連作短編集。あれ?さっきちょろって出てきた人だ!となると、次は次はとどんどん読み進められます。シリアスなところもあるけれど、暗くなりきってないというか、小さく光は…見えるなって印象。それが良かったです。みんな良い人っのは違うけれど、悩む姿にみんな生きてるって思えた。やはり坂木司、好きです!続きを読む
投稿日:2024.02.18
おから
このレビューはネタバレを含みます
前作の記憶が朧気だが、前作よりもさっぱりした印象。 「和菓子のアン」など、他の作品から読み始めた方には、前作よりも読みやすく良いかと思う。 ひとつひとつの作品の繋がり方と、登場人物の心の繊細な動きが坂木先生の良さを感じさせる。 個人的に最後の「とべ エンド」は前作を彷彿とさせる少し後味の悪いというか...リアルな気持ち悪さが残るかな..と思っていたが、坂木先生らしい少し現実離れしつつもどこかにこんな世界もあるのかなと思わせてくれる素晴らしい物語でした。 私が今子供と親の狭間の年齢のため、レンとハルの親との関係、そしてレンの父親、どちらにも感情移入。 もう少し幼い時に読んでいたら「地鶏のひよこ」には共感出来なかったのかも。 個人的に、レンの父親は素晴らしい訳では無いけど、考え方には共感。最後のケイの父親の介護話も、同じく悪印象。私だって子供と気が合うか、愛せるかわからないもの....けど産むのも親の勝手。育てるのが義務。 サンタの謎だけ残っており、前作にでてきたのか曖昧なのでもう一度読み返そうと思う。
投稿日:2024.01.22
、。
肉小説集がとても面白く、こちらも読んでみました。 こちらはストーリーに繋がりがあり、さっぱりとしています。こってりジューシーなのが読みたい方は、肉小説集の方がオススメです。
投稿日:2023.08.25
める
前作とちょっぴりリンクしている部分もあり面白かった。 坂木先生は、登場人物の頭の中の描写が上手くて、わたしが普段ボソッと脳内で呟いているような言葉ととっても似ている気がする。 前作今作共に「非リア…なお肉」の話だったけど、まあそんなこともあるよねーって感じが逆に新鮮だった。続きを読む
投稿日:2023.03.17
あくら
胃もたれすると分かっているのに「あげチキ」が食べたくなってしまう。 どの話もちょっと陰気で心がざわつく瞬間すらある。 だけど、その先に待ち受けるのは予想外の展開と身悶えするようなラスト。 引き込まれる…のは一瞬。 自分の想像を超える世界へと連れていってくれる小説ってホント最高。続きを読む
投稿日:2022.08.10
ichigosamba
*塾友のレンと俺は、似てるけど似てない―夜のコンビニで出会った少年たちの葛藤を描く(「トリとチキン」)。我が子を好きになれず悩む父親が、たった1人だけに打ち明けた本音とその答えとは…(「地鶏のひよこ」)。他人の意見に振り回され、疲弊する漫画家が思い出す、彼のデビュー作を生み出した強烈な友人(「とべエンド」)。トリドリな味わいの全5編* どこかにはありそうなお話だけど、ちょっぴりやるせなく、切ない側面を見せてくれるような連作短編集。 親子だけど、なんだか合わない…ってことも世の中にはあるだろうな、もちろん。 けれど、よそ様の子を「夢の息子」って思わず言ってしまう状況、なんて切ないんだろう。親にとっても、子にとっても。 最後はゆるーくふわっと希望が垣間見えるような終わりだけど、なんとなく寂しさが拭えない読後感でした。
投稿日:2022.06.06
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