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古野まほろ / 角川文庫 (3件のレビュー)
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総合評価:
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sugahata
女子高吹奏楽部員が異次元の島に飛ばされ先住民(先に飛ばされた先輩たち)+仲間と殺しあうという奇想天外・荒唐無稽な設定と難解な謎解きストーリー。にも拘らず読まされてしまうという作者さんに脱帽!『新任〇〇…』から入った読者としてはちとつらかったが。続きを読む
投稿日:2020.12.01
ゆくじょう
表紙で面白そうだったので購入。 内容は独特な語り口調と展開で、苦手な人は読み辛いかもしれない...(自分も諦めかけた) 後半は数学的要素をふんだんに盛り込み、文系の自分には知らない世界で物語が展開され…ていくので非常に面白かった フィクションと数学と音楽と謎解きを全てを味わいたい人にお勧めです。読むのはめっちゃ疲れます。続きを読む
投稿日:2020.11.04
さいたに
このレビューはネタバレを含みます
目に映るものすべてがことばに変換され、 心に感じるものすべてをことばで顕さなければ受け容れられない。 あえてジャンルは青春小説。 それはそれは数学パズルでありロジック・ミステリなのだけれど、 同時に女子高生モノであり異世界モノでありサバイバルモノでもあってバトロワモノでもあるので、 そんなもん青春以外のなんだって云うのさ。 相変わらずの語り口だけれど衒学的ではないんだよな、と思っていたらあとがきで、 「頭が重く、口数が多い本能を抑えて、作家としての生涯のテーマだけを追ってみる。 偏執的・網羅的な足し算掛け算の癖を抑えて、お客様の想像力を信じた引き算をしてみる。」 という試みの上で書かれたものだとか。 …なぁるほどねぇどおりで読みやすいわけだよー(んな馬鹿な)。 目に映るものすべてがことばに変換され、 心に感じるものすべてをことばで顕さなければ受け容れられない。 それはもう、障害や病と同じようなもので。 そのことばを、自分に都合良く捏ねるのか、身を切りながら可能な限りのほんとう、を綴るのか。 それってひと付き合いにも似てるわね。 ☆2.8くらい。
投稿日:2020.08.09
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