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酒井博, 酒井容子 / 文芸社 (2件のレビュー)
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総合評価:
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mark55skywalker
このレビューはネタバレを含みます
豊後(大分県)の臼杵藩(5万石)の藩士國枝外右馬(150石)が44歳にして初めて参勤交代で江戸に1年数箇月いたときに地元に書いた絵日記を項目ごとに訳て解説した一冊。 絵は稚拙ながらも勤番武士の生活が描かれている。どんな仕事をしていたのか、殿様の駕籠の棒鼻の役とは何かとか、登城の際に他藩と先を争ったとか、休みの日は何をしていたか、どんな食事をしていたか、臼杵藩が仰せつかった大名火消しとはどんな風だったのか、第十二代家慶の日光社参の様子とか、当時の下級武士がどんな江戸暮らしをしていたのか、活き活きと描かれている面白い一冊です。
投稿日:2014.11.03
のり
豊後国(大分県)臼杵の藩士が書き残した「江戸詰中日記」を精細に解読すると、そこには豊富な挿絵とともに170年前の江戸時代の勤番武士の心模様、暮らしぶりが生き生きと描かれ、現代のサラリーマン生活と照らし…合わせてみても興味は尽きない。その主な内容は、当時、江戸で頻発した火事の始末など勤番武士の仕事、花見や吉原見物など余暇を満喫する様子など、興味は尽きない。 (2014年刊) ・はじめに ・日記の由来 ・天保十三年の参勤交代 ・勤番武士の主たる仕事 ・外右馬の見た江戸城 ・原庭の御屋敷 ・江戸の火事 ・将軍家慶の日光社参 ・國枝外右馬の文化交流 ・勤番武士たちの娯楽 ・健康の問題 ・外右馬たちは何を食べていたか ・江戸での日常生活 ・戦いの美学 ・おわりに ・参考資料 本書は、臼杵藩士 國枝外右馬の江戸詰中日記を精細に解読し紹介した本である。著者は津久見史談会の運営にたずさわる。 単に史料を紹介しているものではなく、文章が読みやすい。郷土史に親しむ史談会らしさが出ていて、とても良い。 史料も面白い。臼杵藩の上級武士である國枝外右馬の日記を通して、江戸の息遣いが感じられる。外右馬は絵心があったようで、貴重なイラストをたくさん残している。 殿様が江戸城に登城する様子は、手塚治虫の漫画「陽だまりの樹」を思い起こさせた。続きを読む
投稿日:2014.04.25
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