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宮部みゆき / 角川文庫 (74件のレビュー)
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ひろ
前作を読む前におちかさんの旦那さんを知ってしまったので、白無垢姿の女性が表紙のこちらまで一気に読みました(泣) 人の弱さとか怖さのお話しが多いけど、『開けずの間』は珍しくお化けの怖さ。今までで一番…怖かったかも? 『だんまり姫』はかわいかった。 三島屋変わり百物語シリーズの第一期が終わりました。色々な事情があって聞き手が変わるよ。次作も楽しみ。 『開けずの間』 『だんまり姫』 『面の家』 『あやかし草紙』 『金目の猫』 続きを読む
投稿日:2024.05.10
なえまる
このレビューはネタバレを含みます
565ページ 1800円 11月5日〜11月12日 三島屋の黒白の間、おちかのもとには語りたい人が訪れる。聞き手には、おちかに加えて三島屋の次男、富次郎も加わる。富次郎は、聞き終えた話を1枚の絵に表す。開けずの間の行き逢い神、だんまり姫のもとにいた一国様、面を封じている家、金目の猫、それぞれの話が悲しかったり苦しかったり、人情に溢れていたりする。おちかの縁談も決まり、これからの聞き手は富次郎が務めることになる。 一つ一つの話に引き込まれる。最後の富次郎と兄、伊一郎と語った金目の猫の話は、心温まりながらも少し悲しい話だった。おちかが瓢箪古堂の勘一に嫁ぐことになったのがスッと決まって、恋しいとか思い煩ってとかの表現がないままだったので、突然恋して突然嫁入りといった感じがした。
投稿日:2024.03.25
mach-read
だんまり姫が秀逸。 面の家が胸糞悪い。 この二つが対を成して、語り手の人と為りで物語の全容、捉え方をガラリと変えてしまうのだと実感。 あやかし草子で大きく動いたおちかさん、末長くお幸せに!
投稿日:2024.02.29
コロ(コロ山ホン太郎改め)
三島屋怪談語りの百物語、第5作。禍々しい話からほんわかする話まで、常に優しさを持つ宮部節は変わらず、ずっと読み続けたいシリーズ。 おちかが新しい門出を迎え、次作から百物語の聞き手は富次郎へ。はてさて、…次はどんな話が待っている? 今回で累計27話(文庫版最後に、これまでの一覧と簡単な粗筋が掲載されているのが有難い)で、まだ4分の1。 続きはまだまだございます。続きを読む
投稿日:2024.02.27
もふ(amiko)
三島屋シリーズ第一期完結。 暗闇で視線を感じるような話やちょっと笑える所がある話など五編 第四話「あやかし草紙」P511-7行目。おちかちゃんの気持ちが、こちらまで伝わってきて同じ感情になってしまっ…た。 P520-15行目。おちかちゃんの行動に涙。おちかちゃんを勝手に見守ってきた身としては、そうなるのはうなずける。 第五話「金目の猫」が好き。温かい気持ちになる。ラストが終わりであり始まりで上手いなと思った。 あぁ、ずっとおちかちゃんの幸せを願っていたけれど、とうとうお嫁に行ってしまった…。とてもうれしいけどうれしいんだけど…続きを読む
投稿日:2024.02.15
やすこちゃん
再読。 おちかちゃんの傷ついた心が徐々にほぐれていき、ようやく幸せの第一歩を踏み出した大事なお話し。百物語を始めた頃には想像もできない行動が、私には衝撃でした。
投稿日:2024.01.26
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