【感想】宗教改革者 教養講座「日蓮とルター」

佐藤優 / 角川新書
(2件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • kasuran

    kasuran

    先般より佐藤氏は創価学会の教義に非常に興味を抱き、研究しているが、元をたどると日蓮に辿り着くことは論を俟たない(今現在断絶状態ではあるが)。ここは頭をニュートラルに置き、身延系の本山よりもある意味原理主義的な立場の創価学会の教義を研究することで日蓮の教えを紐解こうとする。氏は言うまでもなくプロテスタントであり、ルターの思想との類似性を探ることで、人は革命ではなく改革によって進歩すると結論付けている。本書が絶対の解釈であるとは言い切れないが、これまでの解釈とは違った視点によるものとして興味深いものがある。

    現世(此岸)ですら救うことも出来ない宗教がどうして死後の世界(彼岸)を救うことができるのでしょう。当時のカトリックの教義、浄土宗の教義に対し、その退廃的は末法思想の危うさを時の権力者に対し諌める言論を行った日蓮について結構熱く語る内容となっている。
    続きを読む

    投稿日:2020.12.01

  • wake

    wake

    半分以上の記述は今まで上梓された著作で触れられていた内容だが、ルターと日蓮の教えである信仰即行為が改革者であり、これが現在の日本の危機的状況脱出の処方箋である、という主張が非常に説得力があり、勉強になった。続きを読む

    投稿日:2020.07.05

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