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青谷 真未 / ハヤカワ文庫JA (58件のレビュー)
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総合評価:
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asa
「目顔」って表現に初めて出会ったかも。 僕自身は読書嫌いではないけれど(笑)、思ったよりも面白かったです。 結構、万人に勧められる本だと思う。本嫌いにも。 小島監督のTweetがきっかけで読みました…。 https://x.com/kojima_hideo/status/1277472584209068032?s=46&t=om4ACh2aij7NrPp1spGEAg続きを読む
投稿日:2024.04.14
本田読男
ずばりこの本こそが「読書嫌いのための図書室案内」であると思う。読書嫌いな人はどうにか頑張ってこの本を読んでほしい。読書がだという人はなぜ本を読むのか。そういう人たちは意識していないかもしれないがこの本…では本を読むべき理由、読みたくなる理由が書かれている。それいがいにもただの設定かと思われた何気ない一文が「ここに繋がってくるのか!!」となることも見どころの一つだと思う。続きを読む
投稿日:2024.04.11
quatorze
このレビューはネタバレを含みます
あなたは何のために本を読むの? ある理由で本を読むのが嫌いな荒坂は、楽そうと入った図書委員会で図書新聞の再刊を任されてしまう。一緒に仕事をするのは無類の読書好きである藤生。読書感想文を紙面に載せることにし、自分以外の人に感想文を書かせようとした荒坂だが、そう簡単にはいかなくて——。 森鷗外「舞姫」、ヘルマン・ヘッセ「少年の日の思い出」、安部公房「赤い繭」を絡めながら、感想文をお願いした相手の悩みや秘密を解き明かしていく。荒坂の読書嫌いの理由も途中で明らかになる。読者も一緒に散りばめられた謎を考えながら読むので、「そんなの本の読みすぎ」な推理をしてしまうかもしれない。自分はまんまと引っかかった。真相は考えていたようなドラマティックなものではなかったけど、すべてが伏線で最後に全部がつながるわけがない。まったくもって「そんなの本の読みすぎ」である。 読書嫌いにどのように読書を薦めるか。無理に読ませるのは悪手だろう。荒坂のように理由があるかもしれない。しかし作中で語られたように、読書は他人の人生や思考をトレースできて、それを読むことで自分と同じ考えや異なる考えを知り、将来自分に降りかかるであろう問題への対処法を学ぶことができる。そんなマニュアル的なこと以上に、様々な人生を追体験するのは面白い。そこに気付くのは、読書を楽しんでいる人の話を面白く聴ける体験ではないだろうか。読書感想文というのも面白いと思う。面白い読書感想文は、読書に誘う。荒坂がこの後もたくさん本を読むとは思わない。しかし折に触れて本に手を伸ばし、そして誰かとその本のことを語り合うだろう。それほど幸せな読書体験があるだろうか。
投稿日:2024.01.07
みおん.
【図書館本】“とある理由”で読書が嫌いな荒坂と、読書大好き“本の虫”の藤生が図書新聞の再刊のため奔走するストーリー。紙面に載せる読書感想文と、そこに秘められた思いに直面する2人。お互いに“期待したり、…されたり”しながら変わっていく様子が面白かった。“読書のあり方”について考えた1冊。続きを読む
投稿日:2023.12.28
朔
高校生の軽い青春ものが読みたーいって気分になって読み始めたものの、現実にある作品も出てきて(それを読んでいたらもっと楽しめたかもしれない)ストーリーも誰も傷つかないし、、読後がスーッとします。そして、…主人公2人!!!強くて勇ましい!!続きを読む
投稿日:2023.06.25
ヤナ
荒坂が読書嫌いの平凡な男子生徒、と思いきや絵の才能があって、共感覚持ちなのは主人公補正でずるいw 一応日常の謎系学園ミステリ? 藤生さんの本語りが熱くて荒坂同様面白く聞き入ってしまった。 生物部の柳井君との読書方法の会話が好き。イメージは実写かアニメか。音読するかしないか。 メイン二人は恋愛の予感がしつつ、物語内ではくっつかない、というのもよかった。
投稿日:2023.05.09
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