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中島 敦, ねこ助 / 立東舎 (30件のレビュー)
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はな
「人生は何事をも為さぬには余りに長いが、何事かを為すには余りに短い」の一文が胸に刺さりました。ねこ助さんの挿し絵も美しく、とても読みやすかったです。
投稿日:2024.04.14
みるくちょこれもみーどん
図書館で見つけて、表紙に惹かれて借りてみたら、学校の教科書に載っていた話でした。 大人になった今、久しぶりに読みました。昔読んだ時よりも今のほうが、虎になってしまった李徴の気持ちがよく分かりました。… やはり教科書に乗る作品というのは、名作なのだなとしみじみと思いました。続きを読む
投稿日:2023.12.16
tomojuju
乙女の本棚シリーズ、私に取っての2冊目。 近代文学苦手な私でも国語の教科書で読んでからずっと印象に残っている山月記。 文体は難しく見えるが物語としては非常にシンプル、でも奥深い。 虎になってしまった…のは心が人ざらなるものになってしまったのだろう。いやでもそれならここまでは自省し気がついたのなら人に戻ってもよかろうに、とか、妻子より自分の生きた証を優先することが本当にダメなことか?など本当色々考えさせられるのです。この作品は教科書という場に本当相応しい作品。 大人になった今でもやっぱり印象は変わらなかった。 それだけに、あと、最初に読んだ秘密の物語とイラストのコラボマッチ具合がよかった故に期待値が上がってしまったのだろう、イラストの配色や雰囲気は好ましかったものの、主人公たちをインスピレーションさせる人物がどうみても女の子だったのがいただけなかった。。。虎は良かったんだけどなぁ 2023.12.15 194続きを読む
おびのり
なるほど。美しい。 繊細かつ大胆。 そして、挿絵ではなく、絵本ではなく、コラボ作品として、山月記から得たインスピレーションから描く世界。 山月記は、何回か読んでおり、文庫の「李陵・山月記」レビューで。… 今日は、中島敦の命日で再読しました。 私の持っていたイメージとは、違ったけれど、このイラストで山月記が注目されるのは、嬉しい。続きを読む
投稿日:2023.12.04
ダイダイ少女団
何回も読んでるし文庫本もあるのに電子図書館で借りて堪能しちゃった。 美しい挿し絵。 また違った雰囲気で読み込ませます。 ちな。 漢検準1級では頻出の作品。
投稿日:2023.11.01
☆ベルガモット☆
乙女の本棚シリーズ コンプリートしているブク友さんに圧倒されつつ、読めてなかった古典を手にする素敵な時間になるので少しずつ読もうと思う。 詩人の志半ばで失踪後に、友との偶然の出逢い。臆病な自尊心と尊…大な羞恥心の所為でこのような運命になるとは。一日のうちの数時間は人間の心が還ってくるなんて、尚更辛さが身に染みる。 月を仰いで咆哮する様子が美しく切ない。白と黒基調が交互に組み合わさった背景が不穏な文体との絶妙なバランス。獣の毛並みの筆感が素晴らしい。中性的な魅力を放つ人は生気を失った心ここにあらずといった表情。時折出てくる猫の可愛さに救われるよう。肉球の質感、人の爪先、服のしわなど、細部まで丁寧に描かれている。続きを読む
投稿日:2023.10.22
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