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櫻田智也 / 創元推理文庫 (51件のレビュー)
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ナオ
昆虫オタクのとぼけた青年・エリ沢泉(えりさわせん。「エリ」は「魚」偏に「入」)。昆虫目当てに各地に現れる飄々(ひようひよう)とした彼はなぜか、昆虫だけでなく不可思議な事件に遭遇してしまう。奇妙な来訪者…があった夜の公園で起きた変死事件や、〈ナナフシ〉というバーの常連客を襲った悲劇の謎を、ブラウン神父や亜愛一郎(ああいいちろう)に続く、令和の“とぼけた切れ者"名探偵が鮮やかに解き明かす。第10回ミステリーズ!新人賞受賞作を含む連作集。 昆虫が大好きで、それしか興味がないようなエリサワさん。少しとぼけたかんじで、聞き間違いとかすごくてお酒も少し弱くて、「大丈夫か?この人」って少し心配してしまうかんじの人。しかし、とぼけているかんじだけど、勘が鋭いというか推理が冴える。今まで読んできた探偵とは違い、あまり自信満々なかんじがしなくていい。 あとがきを読んで、「あーなるほど」ってなったのが、エリサワさんが泡坂妻夫さんの「亜愛一郎」がモデルになっているとは。一度、読んだことがある亜愛一郎の話。確かに、あの人も少しとぼけたかんだったな、と。 5編からなる短編で、全部面白かったけど、最後の「アドベントの繭」は、少し悲しかったな。信仰と自分の気持ちがバラバラになって、どっちを信じていいか分からない。そんな父親と息子。最後の息子は、本当に辛かっただろうし、なんといっていいのか… 表題の「サーチライトと誘蛾灯」は、エリサワさんのとぼけ具合が最高だった。見回りのおじさんとの会話が全く噛み合っていないのが最高だった。見回りのおじさんも少し落ち着いてほしかったし、見回りは大変かと思うけど、年寄りというのは暇なのかなて思った。 これエリサワさんシリーズで出るなら追いたいな。とぼけたエリサワさんと出会う人たち。もし、私が出会ったら少し心配になってしまうけど。 2024.4.7 読了 続きを読む
投稿日:2024.04.07
八木橋幸子
『蝉かえる』が面白かったので前作のこちらを読みました。 昆虫好きのエリサワ君が事件を解決するシリーズ。5つの短編で、ひとつひとつ短くて読みやすい。 私は「火事と標本」が良かった。後作を合わせてもこれが…一番だと思う。続きを読む
投稿日:2024.04.01
青
短編集でサクサク読め読みやすい印象。 探偵役で主人公のエリサワくん、なかなか良いキャラで好き。出来る探偵は、もちろん格好良いがああ言うおとぼけキャラが事件を推理するのは、ギャップがあり良いよね。
投稿日:2024.02.02
シャチョー
昆虫オタクの青年が昆虫を目当てに行った先々でなぜか不可思議な事件に遭遇する。主人公のとぼけたやり取りがなんとも緩い雰囲気だが、真相が明かされる瞬間の切れ味は抜群。各話に登場する昆虫がしっかりと物語に絡…んでくる点も嬉しい。続きを読む
投稿日:2024.01.21
ゲストゲスト
このレビューはネタバレを含みます
探偵役えりさわの連作短編集第1弾。 登場人物の掛け合いも面白く読みやすい。 「アドベントの繭」は被害者の生前の苦悩と葛藤が伝わってくる難しく印象的な話。 えりさわのキャラに影響を与えている泡坂妻夫さんとのやり取りが書かれたあとがきも面白かった。
投稿日:2023.11.12
hayasick0103
抜けた感じがユーモラスな昆虫オタクの魞沢が見せる鋭い推理5編。ガッチリ伏線回収してくれるミステリーも良し、そして何より心に沁みるストーリーの良さ。あっという間に読了。確かに亜愛一郎が好きならハマると思…う。 『ホバリング・バタフライ』と『火事と標本』が特に好き。続きを読む
投稿日:2023.10.11
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