【感想】新訳 ドリトル先生アフリカへ行く

ヒュー・ロフティング, 河合祥一郎 / 角川文庫
(6件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • kiwi

    kiwi

    そういえばちゃんと読んだことがなかったな、と思って。
    ドリトル先生は生まれつきの超能力かなんかで動物の言葉がわかるんだと思いこんでいたが、そうではなく、人間の言葉と動物の言葉の両方を操るオウムのポリネシアに教わったんだそうだ。ぼくも教わりたい。英語より、犬語や猫語が喋れるほうが面白そうだ。就職にだって有利に違いない。いまどき英語が喋れる人は珍しくもないが、動物語が喋れたらドリトル先生みたいに獣医になれば大賑わいだろうし、ドックフードを作る会社とかペット業界では引く手あまただろう。でも動物園や水族館に勤めたら、動物たちの恨み言を聞かされてノイローゼになりそうだ。ジャングルの動物たちにスポークスマンとして雇ってもらって、ゴリラにバナナもらったり、象に乗せてもらったりするほうが楽しそうだな。続きを読む

    投稿日:2022.08.12

  • nanadeutschland

    nanadeutschland

    テレビドラマや小説、日常生活でもよく耳にしている『ドリトル先生』ですが、実は、ヒュー・ロフティングというイギリスの児童作家さんによって、第一次世界大戦後という古い時代に描かれた児童向けのシリーズ作品だったとは、恥ずかしながら知りませんでした。
    このブグログの新刊情報で、新訳の最新刊を見つけた時に、「ん!?ドリトル先生!?」と思い、気になり、ドリトル先生シリーズを調べました。
    そして、角川文庫から大人向けの新訳版が出版されたということにたどり着き、1巻を読んでみよう!と思いました。

    これがドリトル先生かぁ~
    想像以上に凄い先生だった!
    こんなに動物の言葉が話せて、世界中の動物から愛されていて、誰にたいしても優しい心を持っている先生だったのか!
    ドリトル先生のお金に対する危機感のなさは、もう笑えます。
    そして、冒険小説でもあるんですね。
    旅をしながら繰り広げられる、ドリトル先生と動物たちの物語が、とても愉快で楽しく、そしてなんといっても、ドリトル先生や動物たちの垣根を越えた温かさに、癒される作品です。
    あとがきで、作者であるヒュー・ロフティングさんが、第一次世界大戦で戦線に赴き、傷ついた軍用馬が射殺されるのを見て心を痛めたのがきっかけで、この物語を考えたと知り、そこに作者の動物に対する思いや、助け合う気持ち、命の尊さも含めてこども達に伝えたいんだっていう気持ちが伝わってきて、後から染々と胸に沁み込みました。
    そして、こうやって、世界中で、どの年代の人にも現代まで読まれ続けている作品なんだなと、切に思いました。私も出会えて良かったです。
    2巻以降も読んでいきたいと思います!
    続きを読む

    投稿日:2021.03.07

  • りさ

    りさ

    久々に心温まるストーリーを読んだ。もともとは子ども向けに書かれた本ではあるが、動物愛を優しく描いた本作は大人だからこそ、心を温かくしてもらえるのではないだろうか。動物好きの私にとって、出逢えて嬉しい1冊といえる。続きを読む

    投稿日:2021.02.16

  • ina-lib

    ina-lib

    映画名:「ドクター・ドリトル」
    監督:スティーヴン・ギャガン
    主演:ロバート・ダウニー・Jr、アントニオ・バンデラス

    「沼のほとりのパドルビー」に住む医学博士ドリトル先生は、大の動物好きで屋敷の中や庭園でも数多くの動物を飼っていましたが、診療所にも動物たちがたくさんいたので、いつしか人間の患者は来なくなってきました。そこで、オウムのポリネシアから動物語を習い、動物たちと話せるお医者さんになりました。ある日アフリカのサルの国から、ひどい疫病が流行しているから救ってほしいというお願いを聞いた彼は、犬のジップたちをひきつれて冒険の航海に出発しますが…。続きを読む

    投稿日:2020.11.07

  • カナザワ

    カナザワ

    映画公開もあるため興味を持ち購入

    久々に自動向きの本を読んだが、とても楽しめた。
    動物と話ができるドリトル先生と様々な動物達の冒険が、眼に見えるように想像できた。

    続きもぜひ読みたい

    投稿日:2020.11.04

  • ふみ

    ふみ

    このレビューはネタバレを含みます

    アフリカゆきを読むのは何十年ぶりかもしれない。新しい訳は記憶にある動物たちのキャラクターと少しずつ違っていて、訳し方でこんなに印象が変わるんだな、と驚く。とくに子ブタのガブガブが“子”ブタだったんだ!という驚き。記憶より幼いし、ポリネシアにいたってはお爺さんオウムだと思ってた。
    今の時代に合わせつつ、色あせない面白さでした。続きも読むのが楽しみ。
    作品の書かれた時代故の差別表現なんかも気になるところだと思うけど、訳者後書き、編集部後書きに真摯な文章が載っているのでそこもぜひ読んでほしいです。

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    投稿日:2020.07.31

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