【感想】生きるための図書館 一人ひとりのために

竹内悊 / 岩波新書
(11件のレビュー)

総合評価:

平均 2.7
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ブクログレビュー

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  • しろつめくさ

    しろつめくさ

    私自身は司書さんにお世話になったことはなく、よくわからないなと思いました。が、レポートを提出するのに、この本を読めとアドバイスしてくれるなら、ぜひ居て欲しい。
    子供の本も多すぎて何を読めばいいかわからなかった。これも司書さんを活用したらよかったのかしら。
    でも言葉の発達を促す本とか、賢くなる本、読解力がつく本って言ったら教えてくれたのかな。
    あと、筆者の嫌いなTSUTAYA図書館は結構いいです。やっぱり利用しやすいって大事。
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    投稿日:2024.04.03

  • もっぴぽ

    もっぴぽ

    読書離れが進んでいると耳にするが、このようなタイトルの本が認知して広まると良いな、と思った一方、文章が真面目で堅すぎるため、途中で読むの辞めちゃう人もいるのでは?

    全部の章、箇所がガチガチに説明されてるため、良いことがたくさん書かれても、ポイントがどこかが読みとりづらい。

    新書は心に響く箇所がどこかのページにはあると読んでいたが、タイトルと内容から響く箇所があまりなかった。

    面白くない。
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    投稿日:2021.06.07

  • E

    E

    このレビューはネタバレを含みます

    読みたいなぁと思っていて一年経っていた。
    図書館で借りました。

    60年以上にわたり図書館に携わってきた著者が、学校図書館と公立図書館の試みを、未来に向けて語った本。

    素敵な本でした。
    声高に指定管理者制度の問題を論じているわけではないのですが、とても自然に公務員の専門職の司書の重要性を理解できます。
    石井桃子さんが全国に広がる文庫活動に複雑な思いを持っていたらしいことを初めて知りました。
    それと地域の文庫が高齢化で活動を停止していることを併せて考えると、一つの時代が過ぎたということなのかもしれません。

    【感じ入ったところ】
    ・「図書館員が作り上げるコレクションは、子どもから若者へ、若者から成人へ、さらにそれぞれの境目にいる人たちに役立つことを考えて構成する。」(P31)
    児童書、YA、一般書、と括りたがるけれど、繋がっているものだと意識が改まりました。

    ・「その『教育』の中で、『教』とは集団教育のイメージが強いのですが、図書館は一人ひとりへの支援が仕事ですから、『育』を担当するといえます。この二つを総合して『教育』が成り立つのです。」(P109)
    ・学校図書館について「教科書は、読者の知識を深めるためにその知識の世界を解説する。その働きを一人ひとりに適切な本によって補い、理解を助けるのが図書館の仕事。」(P165-166)
    生涯学習と社会教育の尊さ。
    人が学びを深めていく場所。
    図書館は、書斎というより「基地」のイメージです。

    自由の森学園の図書館、とってもうらやましくて涙が出てきました。
    瀬戸内市民図書館にもいつか行ってみたい。
    考えるばかりでなく感じて状況をみてやっていこうと思います。

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    投稿日:2020.08.07

  • gaaco

    gaaco

    1950年代から、図書館学を修め、図書館にかかわり続けてきた、レジェンド司書さんによる本。
    私は『書店ガール』で初めて知った、家庭文庫運動のことも出てくる。

    図書館を巡る60年近い歳月の中で、各地に図書館が作られたり、司書の養成課程ができたりと、成果も少なくない。
    でも、出版不況や、世の中の不景気、図書館の予算削減など、明るい話ばかりでない。

    一章が災害と図書館の関わりに費やされている。
    建物や本の傷みを修復する話ばかりかと思ったら、そうではない。
    アーカイブとして、災害の資料を残していく役割があるという。
    これにははっとさせられた。
    保存して、活用する。
    それは、次の世代の役目だよ、と言われた気がしたからだ。

    それにしても、押し付けるのではなく、人が、自分が求めている本を見つける手助けをする。
    読者が本に出会うことを待つ。
    大事なことだと思うのだけど、どうやってこれを実現するのだろう。
    それがわかる本があればなあ。
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    投稿日:2020.03.16

  • Στέφανος

    Στέφανος

    第1章 地域の図書館を訪ねて
    第2章 子どもたちに本を
    第3章 新しい図書館像を創る
    第4章 災害から学んだこと
    第5章 一人ひとり、みんなのために
    第6章 人と本とをつなぐ仕事

    竹内悊(1927-、東京、図書館学)続きを読む

    投稿日:2019.11.20

  • ちょ

    ちょ

     図書館にはお世話になっている。
     学生のころ毎日のように通って本を読みまくったのはいい思い出だ。

     図書館法や今の図書館の課題について書かれているが、気になったのは、最近話題によく上がる司書の勤務形態が異常に不安定であることについてはあまりページがさかれていない。あと業務委託についても。

     結局は働く人の環境のような気もするのだが、そこのあたりをどう考えているんだろう。もう運営側ではないからこうならざるを得ないのかな。
     誰向けの本なんだろう。これ。
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    投稿日:2019.10.13

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