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養老孟司 / 新潮文庫 (7件のレビュー)
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帆掛船
2019/10/23読了 お墓を通して、西欧と本邦の身体感、文化的視点の違いを考察されている。面白いのだが、エッセイを読む際の問題は、著者の皆さんも読書家でいらっしゃるから、大概は他の本の話も出てきて…、それが読みたくなる事である。この度も、『身体巡礼』と合わせて、シュテファン・ツヴァイク『昨日の世界』を注文してしまうのだった。続きを読む
投稿日:2023.09.24
7591
いいです。西欧特有のもの、万民に通じること、渾然一体となって、我々に迫ってくる。養老さんの守備範囲の広さには、関心するばかり。虫と解剖をやるとこうなるのか。多分違うのだろう。彼の思考は、楽しい。難しい…ことをわかりやすく、わかりやすいことを楽しくである。続きを読む
投稿日:2022.04.16
たくぼん
このレビューはネタバレを含みます
ヨーロッパのお墓の考え方というのがなんとなかわかる。 骸骨で教会を飾るという。一般的な日本人の感覚にはないと思う。
投稿日:2020.11.14
cats-paw
濃密な思想感を、肩ひじ張らずに語りかけてくる。 「ともかく米軍は誤爆が得意である。」 西洋で骸骨を見て、日本の文化を省みている顧みている。
投稿日:2020.04.09
kazuhisachiba
骸骨あるいは死者を媒介とすることで,自分というものを客観視し,フィルタの掛からない人という生命体を俯瞰する,そんな論考ではなかろうか.
投稿日:2020.02.15
たむら
骸骨は過去であり、お墓は情報を象徴している。ピラミッドは代を経るごとに小さくなり、ヒエログリフ、すなわち文字情報の割合が増えていく。その方が死者を示すのに簡易であるから。墓地とは、人間たちが情報化され…た還元の果て。しかし、理性や意識によって筋の通される文字情報という領域から、納骨堂は、感覚の動員を強制する体験の余地を残す。「言葉にならないもの」への儚い憧憬。続きを読む
投稿日:2019.08.15
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