【感想】世界と日本経済大予測2020

渡邉哲也 / PHP研究所
(2件のレビュー)

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ブクログレビュー

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  • Assina

    Assina

    トヨタは中国の通信企業は信用せず、データシステムはNTTのものを使っている。

    ベネズエラは世界最大の石油埋蔵国だが、産出される石油にタールと硫黄が多く含まれているため、
    精製コストが割高である。だから原油価格が下がると原価率が上がってしまう。
    加えてニコラス・マドゥロ政権が独裁体制をとっているため、アメリカが実権を握るIMFが融資したがらない。

    カシミール地方について。
    インドはヒンドゥー教徒が多いが、カシミールはイスラム教徒の多い地域で、どちらかというとイスラム教のパキスタンと親和性が高い。しかし、インド側についたほうが経済的なメリットが大きいため、(貧しいパキスタンと一緒になってもメリットはあまりない)インドの経済圏に入れてもらいたい。
    さらにカシミール地方では良質なサファイアが採れるため

    中国では、外国で稼いだ資金は国有銀行にまず米ドルで入金される仕組み。しかし国内企業がそれを下ろす場合は人民元にしないといけない。こうして政府が外貨準備を潤沢にしている。

    日産の問題は、組合が強く、多品種に手を広げ過ぎて開発コストがかかりすぎた点。カルロスゴーン前社長は、労組を切り捨て、余剰人員を減らし、効率化させるまではよかった。しかしその後も絶対君主として降臨し続け、内部からの反発を招いた。
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    投稿日:2020.08.19

  • 狐舞

    狐舞

     渡邉氏にしては珍しく予測に特化した1冊。48のリスクが挙げられているが、それぞれが独立したものではなく複雑かつ密接に絡み合っておりグローバル化した世界を映し出している。氏のメールマガジンやツイート、書籍を追っていればどこかで見たことのあるものばかりであるが、こうして1冊にまとめられることで、重要なポイントと共に氏がどこに注目しているのかがより明確になっている。日本についてはかなり厳しい指摘をしている。とにかく判断が遅い。この判断の遅さが致命的な事態を招きかねないことを危惧している。これまでの書籍ではやや楽観的な見通しをしていたが、ひと月もあれば世界の様相がガラッと変わってしまうような状況においては、日本政府、企業に対して厳しい目を向けざるを得ないのだろう。続きを読む

    投稿日:2019.12.31

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