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高木敦史 / 角川文庫 (4件のレビュー)
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nobumtd
写真の被写体の目線がカメラを向いていると会話が出来る女子大生と、その母親にしてカメラマンに憧れている男子学生が大学で出会った。 ちょっと不思議な能力を持つ彼女の目的は?
投稿日:2021.03.17
ますたぁ
可瀬理玖は大好きな写真家 渡引クロエの母校に入学し、彼女が立ち上げた創作サークル「猫を探す人の会」に入会する そこで出会った真白は、自分のインスタントカメラで撮った写真の人物と対話できる能力を持ってい…て…… なお話 日常ミステリの要素アリ 部室からなくなっった写真 猫の足跡 スーパーで商品をスマホで撮る人 迷子が泣いた理由 などなど 一番の謎というか、ストーリーの本筋は真白の父親探し 何かとはぐらかした会話をする母 なぜ、母はそんな態度をとるのか 過去に何があったのか? その理由が明らかになったとき、母親の真意がわかる 何というか、不器用なのか器用なのかわからんね続きを読む
投稿日:2021.02.05
mui-mui
写真と会話できるという設定ですが、目が合わなければいけないとか、無理には聞き出せないとか、制限のかけ方がうまいです。どうにも不器用なところもいい。
投稿日:2019.12.29
いこ
このレビューはネタバレを含みます
表紙の絵からジュブナイル的な大学生たちの青春物語かなと勝手に想像していたら、とんでもなかった。 思っていたより重くてびっくり。 父親探しという内容上、軽くはならないでしょうけど、何でしょう、ミステリーとしても雰囲気としても予想より思いのほか本格的で重量感があったので、そのギャップに終始驚きっぱなしの読書になりました。 他の方の作品を出して恐縮ですが、『氷菓』に近いものを感じました。 表紙との乖離がすごいから、読んで驚いて欲しい。 多分キャラの内面を掘り下げて書いているから余計そう感じるのかもしれません。 真白ちゃんがサイコメトリー的能力は持っていますが、情報を引き出すのがメインで推理はそこまでではない。 そこを理久くんが補っていくのはいいコンビでした。 ニヤニヤできるのもいい。 また真白ちゃんの母親も非常に濃いキャラで、会話も即興だから再現不可能とのことでしたが、最後まで読むと「そりゃそうなるわな」と色々仕掛けが分かるとストンと納得できる部分もあって、結構設定が練り込まれてるなとも思いました。 細かく考えられたからこその(青春もので恋愛ものなのにどっしりとした)重厚感かなと。 なかなか侮れないダークホース的作品でした。
投稿日:2019.12.11
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