【感想】ファイアボール・ブルース2

桐野夏生 / 文春文庫
(20件のレビュー)

総合評価:

平均 3.4
1
6
12
1
0

ブクログレビュー

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  • 南青山

    南青山

    1を読んだ人は読まないと損するほど完成度の高い連作短編集だが、前作の事件はなかったことになっている様子。ラストは1ほどスカッとしなかったけど、女子プロレスの世界に浸れた一冊。

    投稿日:2022.02.27

  • ありんこゆういち

    ありんこゆういち

    内容(「BOOK」データベースより)
    女子プロレス界きっての強者・火渡抄子。人は彼女を「ファイアボール」と呼ぶ。火渡に憧れ入門し、付き人になった近田。仲の良かった同期・与謝野の活躍を前に、自分の限界が頭をかすめる。そんな折、火渡が付き人を替えると言い出した。近田は、自分にどうケジメをつけるのか。女の荒ぶる魂を描いたシリーズ完結篇となる連作短篇集。続きを読む

    投稿日:2019.11.05

  • たけやん

    たけやん

    題材が女子プロレス界、というだけで時代の流れを感じます。火渡抄子・女子プロ界の孤高のカリスマ(神取忍がモデル)。その付き人・近田。デビュー以来0勝連敗中。彼女達をとりまく連作短編集。影があるこそ光が輝く、というか、真の主役は近田ちゃん。圧倒的に才能のない彼女の苦悩・嫉妬・葛藤。それこそがこの物語の真骨頂なのでは?だって特別な才能のない人こそが大多数。だからこそ感情移入できる。ちなみに前作①は読了だが完全にど忘れ。桐野作品の中ではマイナーな部類だろうが、毒々しくなくほろ苦で、私は結構好きです。続きを読む

    投稿日:2019.09.24

  • benipapa

    benipapa

    このレビューはネタバレを含みます

    前作を読んだので、続けて読んでみた

    ・短編集で、前作よりも時間軸は前の話

    ・最後の最後に、前作の後日譚がみられるが
     うまく整合していない?のかなと思った。
     ただ結果は予想外の方向で。

    ・エピソードとしては、最初の新入門レスラーの話と
     最後の付き人の彼女は、普通の人だったという2つが
     意外性のある終わりかたで、印象に残った

    ・前作と同じく、ものすごい熱中するわけではないが
     スラスラ読めて楽しめる

    レビューの続きを読む

    投稿日:2017.04.08

  • ishid14

    ishid14

    このレビューはネタバレを含みます

    前作のファイアボール・ブルースは長編ミステリーだったが今作は打って変わって連作短編集だった。(ちなみにはじめは1巻の続き物と思っていたがすべて読み終わってから違うことに気づいた。)女子プロレスの世界感や登場人物の心情、苦悩などの表現は巧みなので個人的には一作目よりも読みごたえはあると思う。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2016.05.02

  • シャイニングウィザード

    シャイニングウィザード

    先日読んだ「ファイアボール・ブルース」の続編。
    前作と違うのは、連作短編集だったこと。
    内容も、ミステリー要素がなくなり、
    レスラーとは言え女だけの世界の嫉妬や恐れなど、
    メンタル部分が深く描かれていた。
    連作1の「入門志願」は二人の新人の正体など尻つぼみで、
    その後の展開がどうなったのかイライラしたが、
    その他は概ね面白かった。
    特に、スター火渡の付き人である近田による”あとがき”が良かった。
    前作レビューで、作者は神取忍を火渡のイメージで描いたと書いたが、
    私的イメージは、北斗晶だなぁ~。(笑)
    続きを読む

    投稿日:2015.07.29

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