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高山由紀子 / 角川文庫 (2件のレビュー)
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hanaasagi
内容(「BOOK」データベースより) 日本橋で4代続いた唐物屋「西湖堂」のひとり娘・小夜は、店の再興を願い、かつて家を裏切った丈四郎の「玉寶堂」の門を叩いた。商売を教えてほしいと、ひと月通い、ようやく…小夜に与えられた仕事は、死者の遺品を選別する「かたみ仕舞い」だった―。浅草の髢屋の大女将・千代の遺品を整理するため、「菱屋」を訪ねた小夜は、そこで、不自然な長さの刀剣を見つける。小夜は、その剣に他の遺品にない千代の想いを感じるが…。 令和4年4月18日~20日続きを読む
投稿日:2022.04.20
fuku ※たまにレビューします
四代続いた唐物問屋「西湖堂」が親の代で潰れ、その立て直しを目指す小夜。 商いの修業のため、かつて「西湖堂」を裏切り独り立ちした「玉寳堂」の丈四郎の元に通う。 丈四郎から命じられたのは「かたみ仕舞い」、…遺品整理だった。 設定としては面白いのに、どうも物語に入り込めない。 キャラ読みの私には小夜も丈四郎も魅力的に映らないためだろう。 『死者の声を聞く』と言いながら、独りよがりな印象もあるし、遺品という僅かな手掛かりしかないのに、トントン拍子で真実に行き着く場面もあるし、ピンチの時には馴染みの勝二郎が都合良く助けてくれるし、なんだかなあという感じ。 丈四郎も悪い人のようで実は…というタイプかと思いきや、今のところはよく分からない。 小夜の成長を見たいのだか、これでは「西湖堂」はまだまだ再興出来そうにない。 と、下げるだけ下げたが、瓦版屋の男の再生話は唯一良かった。 作家さんのプロフィールを見ると、映画脚本を主に手掛けている方らしい。その作品を見ても私向きではなかったようだ。続きを読む
投稿日:2020.04.04
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