【感想】上機嫌な言葉 366日

田辺聖子 / 文春文庫
(23件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • よっすー

    よっすー

    とにかく、お聖さんの言葉には、
    深い愛情と、説得力がある。

    長く厳しい道もあたたかな笑顔で乗り越えて
    きたような。

    八月十二日の
    「タダやさしいばかりだと、怒ることを知らない無能凡庸の
    お人好しにすぎないが、夕美子のやさしさは、いろんなことを知って
    その上で結論が出たやさしさである気がする。
    舟子は、夕美子の気持ちの思いやりに豊かな想像力と、強かな批判力を
    感じるのである。
    そういうものをいっぱい、かくし持って、それをいっぺん漉して、
    ナマぐさみを抜いてから出てきたやさしみである気がする」

    これが、お聖さんのアフォリズムの素晴らしさだ!
    と、膝をたたく思い。
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    投稿日:2024.02.27

  • 寧々

    寧々

    若干 「女は〇〇」 「男は〇〇」といった
    今の時代 ? って思うような表現もあったけど
    共感できる言葉はたくさんありました

    いちばん 心に残ったものは
    だましだまし というのは 詐欺や騙りの言葉ではなく
    希望を含んだ言いまわし

    これは 納得
    続きを読む

    投稿日:2024.01.04

  • 坂たあ

    坂たあ

    一年366日、一日一名言がまとめられている本。
    手帳のように、傍らに置いて、思い立った時にその日の言葉を読んでみるという読み方もいいと思う。
    その言葉にハッとさせられて、滞っていたものが流れるきっかけになるかもしれないし、さりげない言葉に励まされるかもしれない。続きを読む

    投稿日:2023.12.20

  • 橘

    こういう系の言葉集みたいなの、おせいさんのが一番しっくりくる。抜き書きじゃなくて作品そのものを読みたくなるので読みたい本が増えます。
    恋愛観も女性観も…恋愛至上主義っぽく見えても、愛されやモテテクとは対極だし女の子も仕事はして欲しい、みたいなところが好き。
    不倫はいただけないのでしないけど、内心憧れている女性が「雪の降るまで」の以和子なのがよくわかりました。不倫以外はこう生きたいですね。。。
    続きを読む

    投稿日:2023.10.11

  • りさ

    りさ

    芥川賞作家の田辺聖子さんのエッセイ。

    何度も読み返したくなる本。
    機嫌のいい人でありたい。

    ユーミンも”機嫌の良い女がイイ女”が、座右の銘の1つ、と言ってるけど、すごく共感。

    投稿日:2023.08.29

  • miwa

    miwa

    血肉になっていない言葉を
    教えることは恥ずかしい
    本に書いてあることをそのまま
    語ることの恥ずかしさについて


    たしかにそうだなぁ、

    こんな本に書いてあったんだけどさ、、
    って本を読んだだけで、
    知ったつもりになってるのはたしかに、、
    続きを読む

    投稿日:2023.06.25

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