【感想】お洒落極道

島地勝彦 / 小学館
(1件のレビュー)

総合評価:

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  • kurodama

    kurodama

     サロン・ド・シマジの島地氏のエッセイ。オシャレとは何なのか、極道的に極まった遊びが効いたエッセイになっている。金持ちである必要があるのかもしれないけれど、ショートパンツを合わせたり、本当に今の雑誌レオンを地でいっていたような人なんだろう。フランスの伊達男は、シャツの下にアンダーウェアを着ないと。
     これって、尊敬する上司に怒られたことだ。シャツの下に着たら、シャツの意味が無い。オシャレとは、かかとの確りある磨かれた靴とシャツだと。それ以来、日本で奇異の目で見られるけど、アンダーシャツは着ない。靴も毎週磨いている。ジョンロブ、エルメス、ヴィトン、フェラガモがレギュラー靴だが、10年選手になりつつある。
    よく本を読むという島地氏。サンタマリアノベッラの紙香をしおり代わりに使っているという。普通は名刺入れに入れるとかなんだろうけど、この人は、すごいオシャレだ。文房具は男の武器であり、宝石だ。持つものは時計であり、ペンであり、シャツであるのだが、そのモノ一つ一つに物語と愛着を持って。こだわりが、男のかっこよさを上げてくれる。適当にしないこと、これが本書の教訓だ。
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    投稿日:2015.02.01

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