吉田修一 / 小学館 (47件のレビュー)
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すろうにん
このレビューはネタバレを含みます
ヒグチユウコの絵の表紙に惹かれて図書館で借りた。吉田修一の本を読んだのは初めてだった。『説教節』は決まり文句の多い語り口らしいから、それを踏襲していると思われる七五調的な文章は決まり文句に慣れると音読していて心地よかった。童話の『安寿姫と厨子王丸』はきちんと読んだ記憶はないが、アニメで何となく観た気がしないでもない。私にとって読書は眠気との闘いなので、内容の記憶が飛んでいるところがある。アンジュは亡くなってしまったのだっけ?。終盤は現代らしき日本が舞台となり、古典作品を読んでいると勘違いしていた私はなぜ現代の地名などや三越が出てくるのか戸惑った。三越はそんな昔からあったのかと、舞台は何時代だっけ?と混乱したりしたが、すぐに吉田修一の作品だったと思い出した。 『アンジュと頭獅王』を読んでいて、この作品に関しては古川日出男の近年の作品に似ていると思った。今私は古川日出男の『紫式部本人による現代語訳「紫式部日記」』と『超空洞物語』を読んでいるが、これらは古典をモチーフにした作品である。 吉田修一は『怒り』などを読んでみたいと思っていたが、上下巻だし、なかなか読む機会がなかった。これを期に他の吉田修一作品も読んでいこうかな、と思っている。
投稿日:2024.11.22
やっさん
ライオンに乗りたいっす ってな事で、吉田修一の『アンジュと頭獅王』 ヒグチユウコ好きのハラダさんから頂いた本 装丁のブックカバーはコレクションしてる様なので裸で頂きました(笑) 日本の童話を吉…田修一がちょっぴり現代とMixした様な感じかな 童話にしては残酷な内容で泣けてくる……。 映画にもなってるみたいじゃし、海外にも訳して広がってるみたいじゃが、わしは初めて知った(笑) そして、そんなに感想は無い 2020年33冊目続きを読む
投稿日:2024.01.22
ビンゴ
文体のリズムは心地よかったけど、内容はちょっと難しかった。 原点の安寿と厨子王か、森鴎外の山椒太夫を知っていると楽しめるのかもしれない。 拷問のシーンが、それほど文章は多くないがあるので、苦手な人は注…意。まぁそこが本作のテーマなのでしょうがないんだけど。続きを読む
投稿日:2023.05.16
ku-suke
「安寿と厨子王」から派生した異世界ロックファンタジーという感じのお話。口語調というのか文章にリズムがあって、たいへん読み心地が良かった。 それにしても日本の昔話って身も蓋もない感じのものが多いよなぁ……良い行いをした人も悪い行いをした人も相応に報われるのだけれど、悪い人への報復があっけらかんとえげつない。因果応報とはいうけれど、寛容は特に必要ないのかな。この単純さがいっそ不思議というか面白いというか…現代人の私は戸惑ってしまう。 吉田修一さんは何故このお話を書こうと思ったのだろう?続きを読む
投稿日:2023.03.24
tpochi0717
安寿と厨子王の日本の童話を時空を超えてのお話。 父を訪ね求めて母とアンジュと頭獅王の姉弟は旅に出るものの、人買いに売られ、母と別れ、姉弟は非道な主に無理な仕事を手伝われてる日々を送る。 一度の脱出…に失敗し、二度目はアンジュがその身を犠牲にして頭獅王がお寺に助けられながらも乞食とサーカスに拾われ、六条院夫婦の養子となり 再び姉アンジュと母と再会するまで。 意外(?) と読めて、面白かった。続きを読む
投稿日:2023.03.15
栞
あの安寿と厨子王が。。 古典が大冒険になってる感じ。 途中から何歳?何百年生きてる?不思議だった。 さくっと読める。
投稿日:2022.12.17
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