【感想】ローカルベンチャー 地域にはビジネスの可能性があふれている

牧大介 / 木楽舎
(13件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • こまっちゃん

    こまっちゃん

    ローカルベンチャー、あるようでなかった言葉。出来ないことを考えるのではなく、出来ることを考え、創造する。そして、地域で循環させる。最近、ビジネス関連の本を読んでいると、腹を決めて物事に取り組むのが最初だと気付かされる。ワクワク、楽しむと決める。そうすると周りもその気になってくる。そのためには、やりたいことのストーリーと効果を熟考し、何がしたくて何が出来るのか、独りよがりにならず、更に継続する根気が大事。これが基本かな。続きを読む

    投稿日:2021.02.06

  • pomet

    pomet

    地方再生、地方企業では自治体が悪く書かれがちだが、この本では公務員も一緒にイノベーションを起こす仲間としている。
    最も心に残ったのが、「自分が地方をなんとかしてやる」ということ自体を夢にしてはいけない、ということ。
    他人に認めてもらいたい、という承認欲求ではないか、よく考えることが大事。
    そうでないと、上手くいかなかったとき、協力が得られなかったとき相手のせいにしてしまう。
    大事なのは『自分が』何をしたいか。心の底からやりたいことは何なのか。人の為ではなく、まず自分の内から湧き上がってくる気持ちに向き合うこと。
    筆者の経験……ローカルビジネスで倒産の危機にあい、友人に頭を下げて金を借り、黒字になるまで何年もかかり、やりたかったことができるまで10年はかかる、という結論を得る体験談。
    これを読めば、確かに綺麗に着飾った思いではもたないな、と思わされる。人の為、世の為でなく、自分がどれだけそれが好きでやりたいか。
    寂れていく地元みてなんとかしたいなあ、とぼんやり思ったので読んでみたが、本当に行動を起こすなら、まず地域ではなく『自分』と向き合い、問いかけるというしんどいことをやらなければならないと思わされた。
    また、地元ではない地方に入るとき、認められたいと頑張るより、まず地域の人に教えてもらう、10を聞いて1を話す、という気持ち、など、ためになる心構えも教えられた。
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    投稿日:2020.10.09

  • こじゃいあん

    こじゃいあん

    岡山県西粟倉村がローカルベンチャーで注目されている。
    その立役者である牧さんのこれまでの経緯や想いを記した本。
    こういう「想いがある人」とそれを応援する行政含む周囲のひとたち、それから「時間」が大事なんだろうと改めて実感。地方にこそ可能性がある、というよりは地方「にも」可能性があって、都会よりも参入者が少ないのでブルーオーシャンなのだ、ということかと思う。「イメージしていたことが実現されるまでには10年くらいかかる」ということをみんなが理解すべきなんだろう。徳島県神山町の話も然り。プレーヤーが楽しんで長くやってきたことが、たまたま地域全体の活性化に結びつくこともあるし、そうではないこともある。
    それと通底する話で、「地域の課題解決のために〇〇をする」というと、地域からすれば「おまえがなんぼのもんじゃ」という話であるということは肝に銘じておきたい。
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    投稿日:2020.06.07

  • タラフリ

    タラフリ

    岡山県西粟倉村での取り組みのお話。こんな人口規模でも様々な起業が出来るのかと、とてもワクワクが詰まっている本でした。
    自治体の大きさが、5万だと大きすぎて全体が見渡せなくなるというのは同感。大きな自治体はどう小分けにして、その地域のことを自分ごとで考えていく人を増やすか、そこにどう地域内でお金を回していくかが大切なんだろうな。続きを読む

    投稿日:2020.01.05

  • kumakubon

    kumakubon

    優しい語り口の文章ですが、倒産の危機を経験しながらも10年以上岡山県の西粟倉村で事業を拡大してきた著者の言葉に重みを感じました。
    本書は、地方での起業で必要なことなどが体系的にまとめられたいわゆるHow to 本ではないですが、著者の経験の語りの中にはどの土地でも活かせるノウハウが散りばめられていたと思います。
    地方創生という言葉が昨今もてはやされていますが、著者のような熱い思いを持ちながらも冷静に計算できる力、困難にも立ち向かえる強い意志、多くの人を活かすための想像力がある人が増えれば、人口減少に向かう土地でも活気を持つことができると思いました。
    単発のイベントが企画され、そのイベントの成功をもって満足されることも多いかと思います。それが意味がないことだとは思いませんが、真にその土地の活性化に寄与するためには、その土地にしっかり腰を据えて取り組む覚悟が必要だと本書を読んで改めて感じました。
    続きを読む

    投稿日:2019.08.16

  • 関根雅泰

    関根雅泰

    ・迷っている人が地域をつくる
    ・小さな成功を積み上げていけばやっていける
    ・「ユカハリタイル」は賃貸住宅向けの商品。
    ・地域経済をよくするのは、それほど難しい構造ではない。
     地域全体の売上と、地域全体で発生するコスト(外に出ていくお金)の2つを考えればいい。
    ・自治体職員がローカルベンチャーになっていくことこそが、ローカルベンチャーを増殖させていくことにつながる。
    ・地域には資本主義が足りない。「ちゃんと稼ぐぞ、稼ぎたいぞ」と言いにくい空気が地域にはある。
    ・地域には、ローカルベンチャーの成長を支える大きな応援のエネルギーが埋まっている。諦めの悪い挑戦者が地域に現れた時、地域の未来を諦めたくない人達が応援してくれる。
    続きを読む

    投稿日:2019.08.12

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