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ものづくり「超」革命
ものづくり「超」革命
エリック・シェイファー、デビッド・ソビー、河野 真一郎、山田 美明/日経BP
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総合評価

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    デジタル化の進展で、製造業はどう変わるのか?今後、求められる製品の特徴、製品を「再発明」するためのヒントを示した書籍。 ビジネスのデジタル化が進む今日、企業は製品の再発明を求められている。従来の製品はコネクテッド化されていない受動的なものだったが、今後は「スマート・コネクテッドプロダクト」を生み出す必要がある。 スマート・コネクテッドプロダクトの特徴は、次の4つ。 ①クラウドや他のデバイスに接続されている。 ②様々なセンサーを搭載するなど、知性を備えている。 ③人工知能(AI)や音声認識などのテクノロジーを駆使して、学習できる。 ④製品として販売されるのではなく、成果型の「アズ・ア・サービス」ビジネスモデルを通じて販売される。 製品の再発明が必要なのは、価値を生み出すものが激変しているから。 これまではハードウェアが多くの製品価値を生み出していたが、今後はソフトウェアやデジタルテクノロジーが価値を生み出す要素となる。 新たなデジタル時代においては、「成果型エコノミー」が重視される。それは、企業が所定の成果を提供する製品を販売するのではなく、成果そのものを販売する経済。 デジタル化された世界で企業が成功するには、次の5つの大きな変化を活用し、製品を抜本的に変革しなければならない。 ①機能から体験へ ②ハードウェアから「アズ・ア・サービス」へ ③製品からプラットフォームへ ④電子機械工学からAI へ ⑤アジャイルな「新時代エンジニアリング」へ

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    投稿日: 2021.04.03
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    これからの製品の特徴 1.クラウドや他のデバイスに接続される。 2.データ処理やセンサー搭載など知性を備えている。 3.人工知能や音声認識を駆使して学習する。 4.サービスが提供される。 デジタル化により、ハードウェアの相対的に価値は低下する。 製造業のデジタル化の6つのポイント *コア事業を変革する。 *体験や成果を重視する。 *エコシステムを構築、またはエコシステムに参加する。 *サービスの成果型ビジネスモデルに取り組む。 *デジタルに対応したワークフォースの構築。 *段階的な移行を適切に行う。 価値を生み出すものが、ハードウェアからサービスへシフトしている。 大量消費は終わり、個別の体験、状況に応じたサービスの時代が来る。 ビッグシフトとは。 機能から体験へ。 ハードウェアからアズアサービスへ。 製品からプラットフォームへ。 電子機械工学からAIへ。 直線型エンジニアリングからアジャイルな新時代エンジニアリングへ。 今後の差別化は、製品の特徴や機能ではなく、総合的なユーザー体験。 ユーザーが製品を所有していた時代は終わり、必要に応じて製品にアクセスする時代が来る。製品をサービスとして、消費する時代。 AIテクノロジーの採用が急速に進む。 新たな世界では、アジリティ(スピード)、反復、体験が重要になる。 プロダクト再発明を成功させるには、核となる以下7つの能力を構築する。 1.設計のflexagility これは、flexibility とagility の造語。反復的な設計アプローチ。 2.アジャイルエンジニアリング。 3.データの拡張、AIの活用。 4.as a service コンピテンシー。 5.体験重視のワークフォース。 6.エコシステムの管理。 7.セキュリティ意識の浸透。 協力を推進し、アジリティを高めるためには、組織の壁を徹底的に破壊する必要がある。 製造業にはまだ未来があると感じられた。 自分は本書を読み、どうアクションするか日々のトライアンドエラーを重ねて進みたい。

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    投稿日: 2020.11.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    As a service化しているハードウェアに警鐘を鳴らしつつ Connectedされたデバイスの価値の生み方について書かれてある本 内容は非常に細かくくどいぐらいに書いてあるが 結局の所・・・と言いたくなってしまう本 コンサルタントの方が書いた俯瞰的な目線は非常に重要なのは理解できるが あまり新規な知見は得られなかった

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    投稿日: 2019.09.20