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藤原カムイ, 梅村崇, 堀井雄二 / ヤングガンガン (3件のレビュー)
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まいつき
精霊ルビス、そしてゾーマの物語。愛、憧憬、大義、拒絶、嫉妬、絶望、後悔。 精霊と魔王。人知を超えた存在となり、世界を覆った二人が人間であった頃の物語。光と闇に置き換えられてしまう二つの存在であるけど…、こうやって語られてきたのを見ると、勇者という大きな光の影に覆われて、否応なく隠されてしまったのだと思わざるを得ない。 光あるところに闇は現れる、というゾーマのセリフ。ルビスとゾーマの物語の後では、より深淵を覗き込んでしまった感じです。 DQ3の世界と、DQ2含むアレフガルドの世界の関係性が明かされた33巻。アリアハン大陸が崩壊したことで、自分たちの地図と同じくなったDQ3の地上。ギアガの大穴を封鎖することで、アレフガルドと隔絶し独立して存在する二つの世界。 現実と陸続きにするこの設定はいいです。わくわくする。 多分、アレフガルドは時間の進み方が違うという設定になるんじゃないかな。真Ⅳのトウキョウのような。アリアハン崩壊の意味がわかりました。 ルビスとゾーマ。ゾーマとクインゾルマ。結ばれなかった二人の結末は、勇者アルスと妖精ティーエでしゅうちゃくするのでしょう。 あのティーエがこんな存在になるとはねぇ。ルビスの後継という前作ラストでも驚きだったのに。 タイターンの針でゴーレム生み出してやっておしまい、の頃が懐かしい。続きを読む
投稿日:2020.03.21
わしとじょん
このレビューはネタバレを含みます
メインは精霊ルビスとゾーマの因縁について。 この巻でちらほら出てくる2人の過去話。 読んでると、ゾーマが悪いというよりは、ルビスがどっちつかずの態度をとったせいで、アルトへの嫉妬と憎しみが増して魔王に~ってな感じですね。 破壊神シドーとか、のちの大神官ハーゴン様みたいな方も出てますが、そんなのどうでもいいという展開に……。 ゾーマの心はルビスもわかっているらしく、この巻でようやく復活を果たしてゾーマとご対面してますが、2人の過去を知ったアロスたちが2人のことをさんざん非難しているというシュールな展開に少し笑いそうになった。自分たちが信じた精霊がこんな奴だったとは……とは失望しないんですかね、みなさん。どっちにしろ、ゾーマは完全復活してしまったので、倒すほかないんですけど。そのせいでタオ爺さんはなくなってしまったというのに。こんな自分勝手な精霊いるよりタオ導師がいたほうが何倍もいいよ、ホント(が、タオがこうして今までいられたのはルビスのおかげなんだけど…… ゾーマとの最終決戦地は、アレフガルドより向こうの世界、つまりDQ2の世界になるらしいです。 しかしめっちゃ強すぎるゾーマにどうやって立ち向かえっていうんだ……もう修行してる余裕もなさそうだぞ? 結局アルト以外の勇者の血筋はどっから来たのかわからずじまいでしたね。そのうちわかるのかな? ちなみに、ゾーマに胸を貫かれたアニスがいつの間にか復活して何事もなくみんなと混じってるシーンに驚いたのは自分だけじゃないはず……。 せめて、「軟気功やっとけ!」「ベホマだベホマ(誰が使うんだろう?)」とか1コマぐらいフォローがあればよかったのに。
投稿日:2019.11.10
haluqulq
ミュシャ! ではなく、ラスボスがいかにラスボスとなって、勇者たちと戦うのか、ドラクエじゃないと掘り下げられない話だよね。
投稿日:2019.09.09
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