【感想】回帰 警視庁強行犯係・樋口顕

今野敏 / 幻冬舎文庫
(19件のレビュー)

総合評価:

平均 3.5
2
6
9
1
0

ブクログレビュー

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  • ひーちゃん

    ひーちゃん

    樋口顕シリーズ。ものすごく奇抜なトリックはないが、手に汗握るところもある。国際的なテロ組織や諜報機関が登場。

    投稿日:2024.01.27

  • MASIA

    MASIA

    『警視庁強行犯係・樋口顕シリーズ』第5段

    まわりの評価は高いものの、自己評価は低く、まわりと争うことを望まない樋口。

    都内で自動車爆発事件が発生し、数名の死傷者が。
    テロの疑いがあり、指揮本部が立ち上がるが、公安部と刑事部の対立が…テロ阻止の為に協力捜査へと進むが、なかなかお互いの疑心は…

    現場付近の防犯カメラの解析と目撃証人の供述でパキスタン人が特定されたが、アリバイが…
    そしてもう一人の目撃証人牧田詠子によりバングラデシュ系の日本人も容疑者に上がる…

    そんな中、公安がマークしていた人物が。
    元警察官・因幡。警察を辞めた後、海外を放浪し、国際テロ組織に関係しているという噂があり、マークされていた。

    警察時代の上司が天童であり、その因幡から天童に連絡が…
    因幡はテロと関係しているのか。
    因幡は次の大きなテロの可能性をしていた…

    テロリストは誰なのか⁇
    次のターゲットはどこなのか⁇
    因幡は敵か味方か⁇

    樋口と因幡の車を尾行する公安の柳瀬。息詰まる攻防が…

    公安といえば、自分勝手にというイメージがあり、もっともめるかと思っていたが…
    意外と協力的で。

    もう少し初動捜査をうまくやっていれば…
    牧田瑛子の証言は⁇だったような…

    娘・照美はバックパッカーで海外に行くと言い出し…心配する樋口。
    氏家に相談する始末に…
    家族思いの樋口は変わらず。


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    投稿日:2023.12.11

  • マッチ

    マッチ

    今回はなかなか感情移入できなかった。
    話の筋自体もありきたりで、緊迫感も感じられない。本当にこのシリーズは出来不出来が両極端だとかんじた。

    投稿日:2022.05.09

  • だぶ

    だぶ

    久しぶりに樋口シリーズを読んだ。
    刑事と公安という対立?構造のほんとのところは知らないが、今野敏の警察小説はこの内部的な動きが面白い。

    投稿日:2022.05.05

  • Penta

    Penta

    樋口顕一シリーズの第5作です。前作までを読んでいない方は先に1-4作を読んだ方が楽しめます。

    まず、メインとなる事件ですが、やや壮大な設定にしすぎて深みが足りないと感じました。素人目にも突っ込み所がいくつかあります。

    ただし、樋口顕一シリーズを読んできた方なら十分楽しめると思います。ページをめくる手が止まらない、ということはありませんが、楽しく読めました。
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    投稿日:2022.02.18

  • takadon

    takadon

    今野敏「警視庁強行犯係・樋口顕シリーズ」第5作目(2017年2月単行本、2019年8月文庫本)。
    国内テロ事件で指揮本部が立ち上がり、警視庁公安部と刑事部が対立するが、テロ阻止の為に協力捜査へと進み、なかなかお互いに疑心が無くならない中、徐々に信頼関係が構築されていく。
    今回の捜査での主要捜査員は、捜査一課では天童隆一管理官、樋口顕殺人捜査第3係長、塩崎祐司第1係長、浅井猛特殊犯捜査第3係長(SIT)、そして樋口の部下の第3係小椋重之警部だ。田端守雄捜査一課長も登場する。公安部は外事第三課の梅田正之管理官、柳瀬泰彦警部。
    柳瀬はゼロ帰りのエースと呼ばれている切れ者だ。梅田は公安と刑事は情報も共有して協力すべきだと主張するが、天童も樋口も信頼できるかどうかわからず距離を置いていた。公安と刑事の腹の探り合いの中、捜査一課の中では樋口と塩崎が容疑者の扱いで考え方が違ったりするのだが、天童と樋口の一身を掛けた単独の別捜査が全てを呑み込む。

    事件は四ツ谷にあるキリスト教系の大学の近くで爆弾による車の爆発事件があり数名の死傷者が出たテロ事件。現場付近の防犯カメラの解析と目撃証人の供述でパキスタン人のシファーズが特定されたが、アリバイがあった。そしてもう一人の目撃証人牧田詠子35歳によりバングラデシュ系の日本人の加羅夢も容疑者に上がった。
    そんな中、公安がマークしていた人物がいた。因幡芳治、元警察官で警察を辞めた後、海外を放浪し、国際テロ組織に関係しているという噂があった。その警察官時代の上司が天童だった。樋口より2年後輩だが退職して10年が経っていた。その因幡から天童に電話があり、指揮本部には内密に樋口と3人で会って話を聞くことになったのだ。
    因幡は容疑者のシファーズもしくは加羅夢と関係しているのか。事件は次の大きなテロを予感させていた。樋口は覚悟を決めて因幡への単独の接触をして情報を得ようとする。テロリストは誰か?次のテロのターゲットはどこか?因幡は信用できるのか?樋口と因幡の車を尾行する公安の柳瀬。息詰まる攻防が危機一髪でテロを食い止める。面白かった。終盤にはだいたいの展開は読めたが、それでも面白かった。

    そして今回も事件とは別に樋口の家庭の問題が起こり、相談する相手がやはり氏家譲警部補(生活安全部少年刑事課)なのだ。今回も娘の照美の問題でバックパッカーでの海外旅行計画だ。如何にやめさせるか、説得するかと頭を悩ましているのだ。結果的には照美の方が一枚上手だったという結末になるのだが、娘には弱い樋口だった。ほんわかした感じが心地良い。

    樋口の人と争うことを嫌い、我慢することは気にならず、慎重に行動する、そんな自分の性格を好きではないのだが、上司にも部下にも樋口は信頼出来る優秀な刑事として高い評価と信頼を得ている。そう思われる度に自分自身の評価と他人の評価とのギャップに戸惑う。でも人権に注意し、人の話を聞く耳を持ち、警察権力や階級を笠に着ない人柄が魅力的なのだ。警視に昇級して管理官になった樋口を見てみたい。
    続きを読む

    投稿日:2021.08.12

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