回帰 警視庁強行犯係・樋口顕

今野敏 / 幻冬舎文庫
(14件のレビュー)

総合評価:

平均 3.5
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ブクログレビュー

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  • yampuru

    yampuru

    本作は刑事部と公安部の対立が一つのよみどころかと思いきや、梅田管理官はさにあらず、深い洞察力と懐の深さには一本とられたなと思わずにはいられませんでした。物語の序盤では樋口ですら彼を警戒していたところからの実は刑事部と協力する気満々だった姿を見せられると、そのギャップに天童ですら小物に思えてしまいますね。

    主題として描かれた爆破テロとそれを巡る登場人物の相関関係については、読み手にも推理できる部分と、そうでない部分(特に因幡を軸とした関係)が適度に組み合わせられていて、単純すぎず・難しすぎず、ほどよき読み応えになるレベルに設定されていたように感じます(このあたりは読者のレベルにより評価がわかれるところかもしれませんが…)。

    捜査の進展そのものも臨場感のある内容・描写であり、徐々に事件の真相に近づいていく構成に先へ先へと読み進めたくなってしまいます。密かに因幡と天童・樋口が通じているシチュエーションには「なんか処分されてしまうのでは」とうハラハラドキドキを感じさせる要素もあり読者を飽きさせません。

    また今回のタイトルである「回帰」、これも絶妙でした。物語を最後まで読まないとその味わいを感じることはできないのですが、因幡や照美の来し方行く末をなぞらえたものであり、テロ事件と時同じくしておきた樋口の家庭で起きたちょっとした出来事をつなぐことができるキーワードを選ぶあたりはさすがです。
    続きを読む

    投稿日:2021.02.02

  • pupunao99

    pupunao99

    強行犯係樋口シリーズ。
    相変わらず、自己評価が低くて、色々気にする性格で、でも周りからは信頼できる奴と認められている樋口。安心してさくさく読める。
    公安と刑事との対立は、他の警察小説でもよく出てくるが、この公安の梅田管理官は面白いキャラクターで、最後は気持ちよく終わりました。続きを読む

    投稿日:2020.08.26

  • hisakarei

    hisakarei

    2017年2月幻冬舎刊。2019年8月幻冬舎文庫化。シリーズ4作目。相変わらず、くよくよと考えこんでしまう樋口さんが面白い。テロの指揮本部でも、迷う樋口さんが楽しい。でも、これは正しい選択です。

    投稿日:2020.08.09

  • さや

    さや

    樋口さんのシリーズ。
    自己評価の低さにいつもうーんってなってしまう。
    天狗になっている人よりいいけれど。(笑)
    信念のあるところと第三者から見るとぶれてないように見えるところがいいんじゃないのかなぁ。
    有言実行でぶれてない竜崎や人をまとめて引っ張る安積とはまた違う主人公象。
    続きを読む

    投稿日:2020.06.21

  • こんめ

    こんめ

    刑事対公安。爆破事件が起こり、捕まった犯人にはアリバイが。という割とありきたりな設定。公安に追われている元刑事も出てくるが、基本的にみんな正しいと思う信条があり、それをうまくWin-winになるように進めていく様は、組織活動のよう。
    やはり、自分の思い通りにできることは少なくて、障壁をどうクリアしていくか、というのがリアルな人生だ
    続きを読む

    投稿日:2020.05.05

  • kitano

    kitano

    このレビューはネタバレを含みます

    樋口警部が面白い!そもそも今野敏先生の作品は、主人公がアレコレ心理的に惑うところがツボだが、その中でも秀逸に悩むのが「ひぐっちゃん」
    このシリーズは読破脛記ですよ

    レビューの続きを読む

    投稿日:2020.02.18

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