【感想】Punch↑（6）

このレビューはネタバレを含みます

5巻の続き。牧の過去に関する話としてなんかすごいサイコパスキャラ、渋沢のいきなりの登場で雰囲気がめちゃ暗黒に。せめてもの救いは、そんなマジな状況でも下ネタギャグを決して忘れない？牧のブレない精神力ですね。
「頭イイ人は基本HENTAI」は名言だと思いました!!

牧と浩太の仲が安定期に入ってラブラブだなと思ってたところへ、メンヘラ渋沢が牧の過去の想い人である新人時代の先輩の壬生をあえて絡ませて、状況を引っ掻き回そうと画策。
何を考えているのか理解不能な渋沢～！
異常に絡んでくる男は要注意ですね。彼の思考を探る努力は無用とｾﾝｾが書かれているように、分析なんかできそうにもないけど、裏も表もなくただこうして人を不愉快にさせてその反応を見るのが快感なのかもしれません…
壬生はあんな男にどうしてずっと付き合っているのかと疑問に思ってたんですが、彼なりの情でヤツを救おうとしていたのかな…
そんな壬生を、かつては牧も救いたいと思っていたんですよね。ただ、今現在は浩太という最愛の人がいるのだから、彼を苦しめたり泣かせたりするような真似だけはしてほしくないです。
…といってる矢先にラスト「今だけ」と壬生が言いながら、牧に泣いて縋り付いてる～！これはダメ、ぜったい…！
…こんなところで次巻に続くとは！！

エロ的には安定のエロさでHシーンがてんこ盛り。
浩太はベッドの中ではとってもエロかわ。
壬生が渋沢に言われて中年のおじさんとHするシーンが…ちょっとかわいそうでした。渋沢とのHシーンでも不憫なかんじなのに。壬生もベッドの中では大変エロくて浩太とはまた違う種類のギャップがあって、ドキドキしてしまいます。
とにかく、壬生の幸せを願うしかないです。

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このレビューはネタバレを含みます

とんでもなく濃厚な一冊。
牧のディープすぎる黒歴史が明らかになり、牧の初恋の男(壬生)とご対面したコータンは、その意外さに牧の本気を感じ取り、自分は、牧が壬生を忘れられないでいるところに割り込んだだけではないのか？と不安になっていきます。。
そんなこと...あるかもしれませんが、それはコータンも同じで、コータンの初恋で初体験の男が現れた時に、牧はコータンの初恋ごと大切に受け止めて、大きな大きな愛をくれました。
今回の件でも、牧が壬生を真剣に思っていたことを感じ取ると、嫉妬以上に「こんな風に愛してくれる人に、愛されたかった」と改めて実感します。
なんという名言！コータン、牧に出逢えて良かったね！！とジーンときてしまいました。

あれだけの試練を乗り越えた二人なので、二人の絆は絶対に変わらない！！と信じてはいますが、今回は相手が強すぎます。。
あのコータンが揺らぐには、これだけ重たい展開が必要なんだとは思いますが、予想以上にヤバイ人が出てきました。
サイコパスの渋沢はもちろんのこと、個人的にはサイコパスによっておかしくなった壬生の方がヤバいと思っています。

壬生が渋沢を愛するがゆえに、彼を理解しようと努力し、サイコパスとの付き合い方を模索したのは、普通のことだと思います。
渋沢を認め、傍に居続けることで、自分の存在意義を見出した。
これも立派な愛だと私は思うのですが、渋沢にはそうは思えなかったんでしょう。。
そしてついに、壬生の心が壊れてしまった。。
そんな彼が縋ったのは、かつて自分を想い、心の支えとなっていた牧でした。

なんとなく、壬生の心にもずっと牧が残っていて、他の男に抱かれながらも牧のことを思い出して心の均衡を保っていたのではないかな？なんて思ってしまいました。
渋沢を愛していたとしても、あれだけ愛情が返ってこないと、他の愛に縋ってしまいたくなる気持ちも分からなくはありません。
それでも、牧だけはやめてくれー！！と思わずにはいられません。。
でも、牧は良い男だから、縋りたくなる気持ちも分かるという...複雑な気持ちです。

最後、本当に気になるところで終わっているので、早く続きが読みたいです。

渋沢は愛することを知らない人間ですが、感情がない訳ではありません。
そんな彼が、これから壬生との関係をどうするのか...鹿乃先生がサイコパスの恋をどんな風に描くのかとても楽しみです！

コータンは嫉妬するとサキュバス化するのが定番ですが、なぜだろう。。
元からえっちというのはあるとは思いますが、相手の愛情を量るすべがセックスなんですかね。。

帯の煽りにするほどエロシーンは多くはなかったと思うのですが(壬生さんのエロシーンを含めるとそこそこあると思いますが)、個人的にもっとラブラブえっちな二人が見たかったなー！と思います。

今回はシリアスが多いので、牧さんの変態やギャグは４コマなどで保管されています。
中身が重たすぎるので、牧さんの変態が癒しになりました。笑

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