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門井慶喜 / 文春文庫 (7件のレビュー)
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necogawa-necomi
Wikipediaにアフレコを入れたような作品。 古が舞台の作品は、作者の虚構であれ創作がある上でのものと承知していても、まるで登場人物たちに生を吹き込んだような作品との違いはなんだろう… とても…好きな時代、人物たちの作品だっただけに残念…続きを読む
投稿日:2022.05.01
shushu
坂本龍馬の妻、おりょうを描いた作品 鉄火肌で喧嘩っぱやく、大酒呑み。 龍馬の情けなさにほだされて結婚したおりょう。 時代の真ん中へと突き進んでゆく龍馬。 ただ待つだけの存在になってしまったおりょう… 普通に出会って普通に過ごせたらさぞ幸せだったのだろう。 激動の時代に巻き込まれた女性でもある悲しさ。続きを読む
投稿日:2021.02.03
大塚みなみ
おりょうの視点から描いた幕末動乱の物語。だけど、龍馬と死別した後を描いた最終章がこの作品の肝だったように思う。おりょうは龍馬の妻としてのみ記憶されるが、龍馬との結婚は3年間で、後添えの松兵衛とは30年…近く生活を共にした。顧みられることの少ないおりょうの明治期に思いを馳せて、読了後余韻が長く尾を引いた。続きを読む
投稿日:2020.07.24
honno-遊民
言わずと知れた坂本龍馬の妻おりょうを主人公に、彼女の波乱万丈の人生とともに、門井版龍馬の物語。 龍馬は当初、おりょうからは鼻もかけられなかったとの挿話は意外だった。おりょうが、龍馬との結婚を決めた理由…も、頼りないから放っておけないからだったとは。 英雄然とした司馬版龍馬よりも、より人間臭さが感じられる龍馬像。 姉乙女ほかいろいろな人物に手紙を書いていた龍馬を評して、21世紀に生まれていたなら、スマホを片時も話さないSNSの中毒愛好者になっていたかもと、評しているのも面白い。 そんな龍馬とおりょうの夫婦生活は、琴瑟相和すの言葉通りだっただろう。それだけに、龍馬亡き後の彼女の急変には、疑問符とともに、哀れさを感じないわけにはいかない。続きを読む
投稿日:2019.11.06
dysm3636
坂本龍馬の妻を通して描かれる幕末の名場面。龍馬との出会い、寺田屋事件、薩摩へのハネムーン、等々で描かれる「おりょう」の真の姿、そのご龍馬亡きあとの彼女の意外な人生とは?
投稿日:2019.09.18
ロカ
龍馬ではなく、おりょうに視点を置いた作品。 長女らしく、計算して、生きている彼女は嫌いじゃない。 だらしなく弟気質の龍馬を見捨てられずに婚姻してしまう所も、あるなぁと笑ってしまった。 だが、時代が進ん…で、龍馬がどんどん変わってゆき、彼女は身の置き場をなくしてしまう(T ^ T) 再評価されなくて、龍馬と二人で生きていけたら、きっと幸せだったのだろうと思うと、やはり明治維新という時代は罪深い。続きを読む
投稿日:2019.08.19
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