【感想】氷帝陛下の情熱寵愛

栗谷あずみ, タカ氏 / ティアラ文庫
(2件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • いこ

    いこ

    このレビューはネタバレを含みます

    序盤と終盤の陛下のこのギャップ。
    誰も信じらず疑ってばかり、口にする言葉だけで人が斬れそうな陛下だったのに、幼馴染みの主人公と再会後、彼女の心も体も甘やかしてるうちに、自身の氷も知らず解かしていたようです。
    一方で主人公の彼女は変わらず、最初から最後まで初恋の「おにいちゃん」に一途。
    体は大分開発されても擦れずに、その純粋さ、変わらなさが後々味方を増やし、陛下を救うことになったなと、陛下とはまた違った意味の逞しさを感じたり。
    陛下には正妃がいらっしゃったし、クライマックス直前での主人公と彼女のやり取りはかなりハラハラしましたが、最終的に(悪役以外)正妃も含めて不幸にならずに済んだのは本当によかったです。
    しっとり濡れ場も多種入りつつ、王宮ものらしくしっかり謀略も入り、本当にハラハラさせてからのみんな納得のハッピーエンド。
    素晴らしかったです。
    それにしても、作中の女性陣の逞しいこと。
    薔薇令嬢の会のメンバー、最終的にあの陛下をたじろがせてるのが凄い。
    イケメンファンの力、恐るべし。

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    投稿日:2019.07.20

  • 服部匠

    服部匠

    氷のように凍えてしまった皇帝の心を溶かしたのは、一途で温かな幼なじみの少女。作中にたくさん登場する料理やお菓子を囲むシーンは、ヒロインの心を表しているよう。甘く蕩けるようなラブシーンも多く楽しめますが「強く振るまおうとする男性の弱さとやさしさ」も同時に描かていることや、物語の重要な役目を負うキャラの精神的な強さと世界の未来、広い可能性を示唆させる部分が「健気でたくましいお姫様は強くてカッコイイ美太夫に愛されて終わる」だけではないお話になっており、そこがお気に入りの一作です。続きを読む

    投稿日:2019.07.15

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