【感想】リィンカーネーションの花弁 10巻

小西幹久 / 月刊コミックブレイド
(1件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • 三千年伯爵

    三千年伯爵

    このレビューはネタバレを含みます

    神巻。闇堕ちしたヒロインを戻すため、主人公が修業をし、戦いに臨む。これ個人的に全く食指動かないし、正直サクッと終わらせて欲しいなと思ってました読むまでは。今はこの作品読んで良かったと思う名エピソード。神巻(再)

    この宮本武蔵(灰都)vs 東耶戦、東耶の能力含め様々な伏線が絶妙に解かれ本当に面白い。先の戦いの負傷により最期の時が刻一刻と迫っている柳生十兵衛が東耶の後見人のように見届け役になっており、そのモノローグ解説が(そして幕間の1コマゆるふわおまけ漫画までもが!)緊張感とともに「そうだったのか!」というこれまで心に燻っていた灰都武蔵の遣う歪二天一流の疑問を氷解させてくれる。オリジナル剣法なんだけど、しっかりその成り立ちに理由付けがされていて(なぜ、宮本武蔵の転生なのにオリジナルの二天一流とこれほど違うのか…)、超能力と見紛う剣技の数々もその二本の刀の特性含め全て十兵衛が謎解きしてくれる親切設計。東耶の不死性を使った特殊な修業と、その不死性に頼らない策、それぞれの技への対処法含めここまで計算ずくのバトルだったとは。。。

    そして、迎えた決着の時。
    灰都をこちら側に呼び戻した東耶の戦いを見届けた十兵衛が虚空を一閃、月を逆袈裟に両断し、笑顔で散華するシーンは号泣必至よ(;´༎ຶД༎ຶ`)

    ちなみに柳生十兵衛は18歳の美少女に転生しています。

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    投稿日:2020.05.21

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