【感想】進化論はいかに進化したか(新潮選書)

更科功 / 新潮選書
(14件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • つっち

    つっち

    ・一回通読。個人的には、ダーウィン以来より読みやすく分かりやすかった
    ・ダーウィンの考え、ダーウィニズムと呼ばれるもの、現代の進化論、それぞれの特徴と違いが良く理解できた。自然選択の考えは現代人には直観的だが、実際には偶然の力も大きく、長い年月と環境の変化と偶然の力が重なってきたことで進化が進んできたのだなと理解した
    ・ホモサピエンスが直立二足歩行を受け継ぐことができた理由はとても面白く、目から鱗が落ちると共に腹落ちした
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    投稿日:2024.07.08

  • fujisaworld

    fujisaworld

    ダーウィンの進化論を中心に、進化論の変遷や、進化生物学の考え方を学んだ。まず、分かりやすく軽妙な語り口がとても読みやすかった。
    科学者といえど、それぞれの執着する価値観、世界観があって、学説が思い切りそれによって左右されているのが面白かった。科学といえどヒトの営みはそんなものなのかもしれない。

    要不要論の否定や、遺伝的浮動の影響の大きさ、個体数の大小による変異への影響等、新しい考え方をたくさん学べて刺激的だった。
    そして、変異(進化)は必然的に起こるがどんな方向性に向かうかはかなり偶然の要素が大きく、ある意味ではロマンもストーリーも存在しないというのが面白かった。そして進化論が依然誤解され続けているのは、ホモサピエンスがそのように理解するのが苦手だからだろうなと改めて感じた。
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    投稿日:2024.06.11

  • Ray

    Ray

    このレビューはネタバレを含みます

    ダーウィンが発見したこと、認識の誤りがわかり、原著を読む土台ができたと思う。

    中盤からはダーウィンとは関係のない進化や化石の話になり、面白さが減った。

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    投稿日:2023.06.27

  • taqqu

    taqqu

    とあるビジネス研修で進化論の引用があってその際にあまり自分の理解がスッキリしなかった事もあり本書を手に取った。

    そのビジネス研修では、要不要論的な考えで成長(進化)を無理矢理ダーウィンの進化論に結びつけていただけ。間違った進化論の理解とはこうやって(ビジネスなどの異分野で強引に結びつけ語られる) 広まっていくのか...?と気付く機会になった。

    本書自体は、ダーウィンの進化論、現在の進化生物学との違いや、進化のメカニズムやプロセスなど、わかりやすく整理されつつ論じられていて、とても読み進めやすい。

    今西進化論の話しは要らない気もしたが、生物の進化はそれほど多種多様な考えをもつ人々や研究者の興味を刺激するものであり、それがまた進化論の面白いところだと思った。
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    投稿日:2023.01.29

  • kanzmrsw

    kanzmrsw

    ダーウィンの進化論の正しいところ、今となってはまちがっているところ、そして進化論の現状についてまとめられた書。
    最後、人類はなぜ直立歩行二足歩行を獲得したか、の締めはとてもわかりやすく納得感がある。

    投稿日:2022.12.31

  • あがり

    あがり

    ダーウィンは過去の人だが、今でも通用する部分とそうでない部分がある。
    詳しい解説により、理解。

    読了90分

    投稿日:2022.12.15

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