【感想】千歳くんはラムネ瓶のなか

裕夢, raemz / ガガガ文庫
(20件のレビュー)

総合評価:

平均 4.3
8
9
1
1
0

ブクログレビュー

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  • Takumi

    Takumi

    このレビューはネタバレを含みます

    友達のおすすめで普段あまり読まないラノベを読んでみました。最初は主人公のすかした態度が嫌で惰性で読み続けていたが、窓ガラス割った場面辺り(読めばわかる)からなんか面白くなって気づいたら完読していました。最初は主人公の性格に抵抗を示すかも知れないが、風景描写は美しいし、読みやすい文体なのでラノベ初心者の方にもおすすめです!

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    投稿日:2023.11.06

  • 葛城騰成

    葛城騰成

    このレビューはネタバレを含みます

    リア充と非リア充。スクールカースト。学校のいざこざ……青春の澱みがこれでもかと詰まった物語でした。
    他人と比べて自分の方が優れている気になったり、他人を何かに当てはめてわかった気になったりする人が多い中で、主人公の朔は自分の信じたいものを信じ、自分の信念を持ってい生きようとしていたので、とてもかっこよかったです。彼が周囲から男女の垣根を越えて信頼されていることに、とても説得力があるキャラ設定でした。
    途中に挟まれるギャグも面白かったですし、地の文も読みやすく、とても満足して読める一冊でした。

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    投稿日:2023.10.15

  • marin2011

    marin2011

    夏の勉強合宿や花火大会やら夏休みの楽しいイベントが目白押しの今回は、千歳のまわりの女性陣も様々な想いを抱えていて、迸る青春に身悶える……が、ついにこの時がきたという展開に全てを持っていかれる。楽しいだけではない、どうしても変化はおとずれる。
    なんて面白いんだ、これが現代のラノベなのか。
    イギリスでもラノベ作家が急激に評価されて、あの現代最強作家のアンソニー・ホロヴィッツもラノベ出身だ。(イギリスではラノベとは言わんか)面白いものは、面白い。
    文学における分類なんてどうでもいいかもしれない。
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    投稿日:2023.02.22

  • がらがら

    がらがら

    オタク主人公・リア充が悪役というパターンが多いラノベには珍しく、イケメン超絶リア充を主人公にしたラノベ。

    ラノベ系譜的には俺ガイル→弱崎くん→なろう的な俺tueee要素も合わさって生まれたのかな。人気なシリーズなだけあって、スクールカーストを冷ややかな視点で描くところとか、口八丁で周囲を手玉に取る展開とか、本質を見極めてそうなダメ教師キャラと、主人公全肯定ヒロインとかとか、人気が出そうな要素押さえてる〜って感じ。

    途中で登場する捻くれた引きこもりオタクくんに向けて人生の説教をぶちかますイケメンリア充主人公。当初は妬みや偏見で主人公に反感を持っていたオタクくんだったが、あまりの主人公の完璧っぷりに、好感を超えて尊敬の感情を抱いていき、最終的には完璧すぎるが故の"歪さ"に気付き同情さえするようになる。このオタクくんはこのラノベを読んでいるメインの読者層であり(偏見)、オタクくんへの説教は読者への説教で、オタクくんの心情の変化は、作者が読者に感じて欲しい変化であるような気がした。その作者の狙いにハマれば楽しめるだろうし、ハマらなければ楽しめない、自分は無理だった。

    一見してメイン読者層が好きじゃないようなキャラクターを主人公にしてしかも説教までかますという読者に喧嘩を売るような作品だけど、「普段君が嫌っているリア充はリア充界の雑魚で本物のリア充は違うよ」っていう主張をすることで、上手く読者層の反感を買わないようにしてる。

    この「"本物"のリア充はそんなことしない」みたいな主張は、ネットに蔓延る「本物の金持ちはそんなことしない」「本物の天才はそんなことしない」みたいな、過度に"本物"を幻想化しすぎるオタクっぽくて好きじゃないかな。

    それにリア充を過剰な悪役にする昨今のラノベ・なろうのテンプレ展開を批判をしていたのに、クライマックスで同じようなことをしていたのもどうかと。それで余計に冷めた。

    オタク全肯定な作品よりは健全かもしれないけど、ちょっと中盤からの自己啓発セミナーみたいな展開は気持ち悪かった。これは弱崎くんでも感じたけれど。

    主人公の友達としてキャラが無駄に大勢登場するものの、1巻ではそれを置いて全く無関係なオタクくんがメインの話になるので、特に女キャラは最後まで誰が誰だか分からないまま読み終わる。

    あとリア充同士の寒い会話シーンがなんのオチもなく続くのもキツい。今はこういうのがウケるのか。
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    投稿日:2023.02.08

  • sminami

    sminami

    このレビューはネタバレを含みます

    こういう悩む青春ラノベ(?)みたいなのを久々に読んだが、久々にプリキュア見たような感覚だなあ
    私自身が当事者性を持って読むことは難しかったが、中高生には楽しく読めるものになっているのでしょう

    最近は普通にしていたつもりだが、やれコロナウイルスだとかやれウクライナだとかやれ円安だとか、新聞の一面を飾るようなことばかり眺めて生きている気になっていたなあと反省
    高校生が世界を認識するような、ローカルで閉じた世界で幸せを追求しなければと思わされた

    あと、女の子の名前と見た目がほとんど一致しないまま読み終えてしまった
    1巻にしてはキャラが多かったというのもあるし、単に私がKindleでささっと読んでしまったのもあると思う
    すまん

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    投稿日:2022.05.02

  • しんみょー

    しんみょー

    主人公の人生論、美学てきなものに好感を持てたり、驚き、新しい発見があったりして、とてもよかった。ライトノベルというより、小説に近い感じでとても好き。

    投稿日:2022.02.25

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